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Web 上の最新リリースノート | |
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これらのリリースノートは更新される場合があります。Fedora 最新リリースノートは次をご覧ください。 |
この節では、Fedora 9 においての2.6.25 ベースのカーネルに関連した変更と重要な情報を包含しています。2.6.25 カーネルは以下を含みます:
電源管理を大幅に改善する x86 64-ビットシステムでの tick なしサポート (32-ビットは以前に追加済)
実時間カーネルプロジェクトのいくつかの要素
カーネルの新しい命名規約は、アップストリームの命名規約にもっと近いものになります。
カーネルスペックファイルが kernel-2.6.spec
ではなく、kernel.spec
という名前になりました。
カーネルスペックファイルにはカーネルの構築処理を簡単にする新しいマクロがあります。詳細は http://fedoraproject.org/wiki/Docs/CustomKernel を参照ください。
Fedora 9 のカーネルでは、デフォルトでは ISA サウンドカードのモジュールをロードしません。modprobe module-name
コマンドを使って手でモジュールをロードするか、/etc/modprobe.conf
にエントリーを置いてください。例えば、Creative SoundBlaster AWE64 ならば、以下のエントリーを追加します:
install snd-sbawe
Fedora カーネルでは、現在の Xen カーネルを作成するために必要な作業を軽減するためのカーネルチームの努力の一部としてdomU
での paravirt_ops
サポートを提供します。
Xen の完全仮想化ゲストでは カーネルと initrd イメージを直接起動でき、カーネル起動パラメーターを渡すことができます。詳細はhttp://fedoraproject.org/wiki/Features/XenFullvirtKernelBoot を参照してください。
Fedora はカーネルに改善、バグ修正、追加の機能のためのパッチが含まれています。このため、Fedora のカーネルは kernel.org のいわゆる バニラカーネル と行単位では等しくはありません。
全てのパッチのリストを取得するには、ソース RPM パッケージをダウンロードし、それに対して次のコマンドを実行します。
rpm -qpl kernel-<version>.src.rpm
パッケージの変更履歴は、次のコマンドで取り出すことができます。
rpm -q --changelog kernel-<version>
「ユーザーに優しい」形式の変更履歴が必要であれば http://wiki.kernelnewbies.org/LinuxChanges を参照してください。カーネルの短い/全ての差分は http://kernel.org/git から利用可能です。Fedora バージョンのカーネルは Linus のツリーをベースにしてます。
Fedora バージョンに施されたカスタマイズは http://cvs.fedoraproject.org から入手できます。
Fedora 9 には以下のカーネルビルドが含まれます:
大半のシステムで使用される自然カーネル。設定済ソースは kernel-devel パッケージから入手できます。
4GB を越える RAM のある 32-ビット x86 システムや、NX (No eXecute) 機能のあるCPU で使用する PAE カーネル。このカーネルは単一プロセッサーシステムと複数プロセッサーシステムの両方をサポートします。設定済ソースはkernel-PAE-devel パッケージから入手できます。
Xen エミュレーターパッケージと共に用いる仮想カーネル。設定済みソースは kernel-xen-devel パッケージから入手できます。
全ての種類のカーネルのヘッダーは同時にインストールできます。ファイルは /usr/src/kernels/
ツリーにインストールされます。次のコマンドを使用してください:version
[-PAE|-xen|-kdump]-arch
/
su -c "yum install kernel{,-PAE,-xen,-kdump}-devel"
空白をあけずにコンマで区切って、これらの種類のうちの 1 つ以上を選んでください。プロンプトが表示されたら root
のパスワードを入力します。
x86 カーネルは Kdump を含んでいます | |
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x86_64 と i686 カーネルはリロケータブルになり、kdump 機能のための別のカーネルをもはや必要としません。PPC64 は、まだ別の kdump カーネルが必要です。 |
デフォルトカーネルは SMP 対応です | |
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Fedora の i386や、x86_64、ppc64 アーキテクチャでは、SMP 用に分離されたカーネルはありません。自然カーネルでマルチプロセッサーサポートを提供しています。 |
PowerPC カーネルのサポート | |
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Fedora の PowerPC アーキテクチャーでは、Xen と kdump に対するサポートがありません。 |
Fedora 9 には、外部モジュールをビルドするのに今では kernel-devel のみが必要とされるので、昔のバージョンで提供されていた kernel-source パッケージは含んでいません。設定済のソースは、項9.3. 「カーネルの種類」 に書いてあるように入手可能です。
カスタムカーネルの構築 | |
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カーネルの開発や、カスタムカーネルの利用に関する情報は、http://fedoraproject.org/wiki/Docs/CustomKernel を参照してください。 |
Linux カーネルのバグ報告に関する情報は http://kernel.org/pub/linux/docs/lkml/reporting-bugs.html を参照してください。Fedora 特有のバグに対する報告では、http://bugzilla.redhat.com を使うこともできます。