include("site.inc"); $template = new Page; $template->initCommon(); $template->displayHeader(); ?>
Fedora には再生・記録・編集を含む様々なマルチメディア機能を持ったアプリケーションが含まれます。追加のパッケージは Fedora パッケージコレクションソフトウェア収納庫から取得できます。Fedora のマルチメディアに関する追加情報は http://fedoraproject.org/wiki/Multimedia にある Fedora プロジェクトのウェブサイトのマルチメディアセクションを参照して下さい。
Fedora のデフォルトインストールにはメディアプレイバック用の Rhythmbox とTotem が収納されています。さらに、人気のある XMMS プレイヤーや、KDE の amaroK を始めとしたその他の多くのプログラムが Fedora リポジトリから利用可能です。GNOME、KDE にもまた、共に様々なフォーマットに対応したプレイヤー群があります。他のフォーマットを処理するその他のプログラムは サードパーティから入手できます。
GNOME 用のデフォルトムービープレーヤー、Totem は今回、パッケージをリコンパイルや切り替えしないで、バックエンドをプレイバックに切り替える機能を持っています。Xine バックエンドをインストールするには、 を使用して totem-xine をインストール するか、又は以下のコマンドを実行します:
su -c 'yum install totem-xine'
Xine バックエンドで Totem を一度だけ実行するには:
su -c 'totem-backend -b xine totem'
システム全体用に xine へのデフォルトバックエンドを変更するには:
su -c 'totem-backend -b xine'
Xine バックエンドを使用している間、一時的に GStreamer バックエンドを使用することが できます。GStreamer バックエンドを使用するには、以下のコマンドを実行します:
su -c 'totem-backend -b gstreamer'
Fedora は Ogg メディアコンテナフォーマットや、Vorbis オーディオ、Theora ビデオ、Speex オーディオ、FLAC ロスレスオーディオフォーマットの完全なサポートを含んでいます。これらの自由に配布可能なフォーマットは、特許やライセンスの制限に邪魔されることがありません。より人気があり制限のあるフォーマットに対して、これらは強力で柔軟な代替を提供します。Fedora プロジェクトは制限のあるフォーマットの代わりにオープンフォーマットを使用することを推奨します。これらのフォーマットの詳細と使用法に関しては以下を参照してください:
Xiph.Org Foundation: http://www.xiph.org/
Fedora は MP3 や DVD ビデオの再生や記録のサポートを含めることができません。MP3 フォーマットは特許で保護されていて、その特許保持者は必要なライセンスを提供していません。DVD ビデオフォーマットは特許で保護されていて暗号スキームで 装備されています。特許保持者が必要なライセンスを提供しておらず、また CSS 暗号化ディスクを復号するのに必要なコードがアメリカ合衆国の著作権法である Digital Millennium Copyright 法に抵触します。また、Adobe の Flash Player や Real Media の Real Player などのいくつかのマルチメディアアプリケーションプログラムも、特許や著作権、ライセンス制限により Fedora から除外されています。この問題については http://fedoraproject.org/wiki/ForbiddenItems を参照してください。
Fedora 用の他の MP3 オプションが入手できるかもしれませんが、Fluendo は今回、エンドユーザーに特許ライセンスが必要な GStreamer 用の MP3 プラグインを提供します。このプラグインは GStreamer フレームワークをバックエンドとして使用しているアプリケーションの MP3 サポートを可能にします。ライセンスの問題でこのプラグインを Fedora で配布できませんが、古い問題に対する新しい解法の提案です。プラグインの詳細については:
Fedora と Desktop Live スピンのデフォルトインストールには、CD と DVD の焼き付けの為の組み込み型 機能が含まれています。Fedora には、CD と DVD の作成及び焼き付けを簡単にできるツールが 各種含まれており、また、Brasero、GnomeBaker、及び K3b などのグラフィカルプログラムも 含まれています。グラフィカルプログラムは → の順で見つけることが出来ます。 Fedora には wodim
、readom、 及び、genisoimage を含むコンソールプログラムも含まれています。
オープンソースの技術を使ったデスクトップセッションの記録である screencasts(画面配信) の作成、再生に Fedora を使うことができます。Fedora には、Theora ビデオフォーマットを使って screencasts を作成する istanbul
と、GIF アニメファイルとして screencasts を作成する byzanz
が含まれます。 これらのビデオは Fedora に含まれるいくつかのプレイヤーを使って再生することができます。貢献者として、又はエンドユーザーとしての利用のどちらにおいても、Fedora プロジェクトに screencast を提出する上で、これが好ましい方法です。より総括的な説明については screencasting ページを参照してください:
Fedora のメディアプレーヤーの殆んどは、別のメディアフォーマットと音声出力システム用のサポートを追加するためのプラグインを使用することができます。その一部は、メディアフォーマットのサポートとサウンド出力を処理するために、gstreamer のような強力なバックエンドを使用します。Fedora はこうしたバックエンドや個々のアプリケーションのためのプラグインパッケージを提供していますし、サードパーティーは、 さらに卓越した機能を追加するための他のプラグインを提供しているかもしれません。
LIRC へのグラフィカルフロントエンドは、gnome-lirc-properties
によって提供されており、インフラレッドリモート コントロールへの接続と設定を簡単にします。LIRC はインフラレッドリモート コントロールの為のサポートを実装する為に通常マルチメディアアプリケーションで 使用され、これを Rhythmboxと Totem で 使用することは、コンピュータにリモートレシーバをプラグインして、それから 設定内で を選択すると言う 簡単な操作になります。
以前のセットアップを LIRC で行っている場合は、gnome-lirc-properties
を 使用して設定ファイルを再生成することをお薦めします。これは、大部分のアプリケーションがこれから使用する 新しいセットアップで機能するために必要となります。
詳細については機能ページを参照して下さい:
PulseAudio サウンドサーバーは書き換えられており、旧来の割り込み駆動の アプローチではなく、タイマーベースのオーディオスケジューリングを使用する ようになりました。これは、Apple の CoreAudio や Windows Vista オーディオ サブシステムのような他のシステムで採用されているアプローチです。タイマー ベースのオーディオスケジューリングは、消費電力の節減、ドロップアウトの 低減、及びアプリケーションのニーズに対する遅延への柔軟な調整などを含む 数多くの利便性を持っています。
Totem 又は 他の GStreamer アプリケーションを使用して マルチメディアのコンテンツをプレイする時に、ユーザーは SELinux 否定を経験するかも 知れません。SELinux トラブルシューティングツールは、以下に似たメッセージを 提示する可能性があります:
SELinux is preventing gst-install-plu from making the program stack executable.
この状況は、Fluendo MP3 codecs の古いバージョンがインストールされている場合に、 発生する可能性があります。この問題を解決するには、luendo MP3 デコーダープラグインの 最新バージョンをインストールします。これは実行可能なスタックを必要としません。