include("site.inc"); $template = new Page; $template->initCommon(); $template->displayHeader(); ?>
製作著作 © 2006 Fedora Foundation and others
This document is released under the terms of the Open Publication License. For more details, read the full legalnotice in 項3. 「Legal Notice」.
Latest Release Notes on the Web | |
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These release notes may be updated. Visit http://fedora.redhat.com/docs/release-notes/ to view the latest release notes for Fedora Core 5. |
改訂履歴 | ||
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改訂 0.5.0.0 | 2006-02-28 | quaid |
(...) |
Web 上の最新リリースノート | |
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このリリースノートは更新されているかもしれません。 の最新のリリースノートを見るには http://fedora.redhat.com/docs/release-notes/ を参照してください。 |
もしバグレポートや追加機能要求(Request for Enhancement; RFE)をしてくれるのであれば、継続的に Fedora を改善することで Fedora プロジェクトコミュニティを助けることができます。バグについての詳細は http://fedoraproject.org/wiki/BugsAndFeatureRequests を参照してください。
に関するより一般的な情報については、以下の web ページを参照してください。
Fedora Overview (http://fedoraproject.org/wiki/Overview)
Fedora FAQ (http://fedoraproject.org/wiki/FAQ)
ヘルプとサポート (http://fedoraproject.org/wiki/Communicate)
プロジェクトへの参加 (http://fedoraproject.org/wiki/HelpWanted)
プロジェクトについて (http://fedora.redhat.com/About/)
このわくわくする新たなリリースについての画像と映像で満たされた「ツアー」が http://fedoraproject.org/wiki/Tours/FedoraCore5 で見ることができます。
このリリースは9ヶ月に及ぶ開発の成果であり、多くの重要な製品やテクノロジーの大幅に新しいバージョンを含みます。以下の節で の最後のリリースからの大きな変更点に対する概要です。
このリリースの見所には以下のものがあります。
新しい Fedora ロゴを初めて使い、陽気で新しいテーマを使った、完全に刷新された外観を持ちます。
Fedora レンダリングプロジェクトの初期の成果がデスクトップに統合されています。この新しいプロジェクト (http://fedoraproject.org/wiki/RenderingProject) は OpenGL を基にした先進的なデスクトップインタフェースに対する技術的な基礎を提供していきます。
人気のデスクトップ環境である GNOME と KDE は、このリリースで革新的な新しいバージョンが含まれます。GNOME デスクトップは 2.14 リリース (http://www.gnome.org/~davyd/gnome-2-14/)、KDE 3.5 デスクトップは 一般 3.5 リリース (http://kde.org/announcements/announce-3.5.php) です。
GNOME Power Manager (http://www.gnome.org/projects/gnome-power-manager/) と GNOME Screensaver(http://live.gnome.org/GnomeScreensaver/) の最新版は、新しくて統合された電源管理機能を提供します。
新しい GNOME User Share 機能は簡単で効果的なファイル共有を提供します。
ハイバネーションのサポートによってなされた基盤の整備により、RAM へのサスペンドが改良されました。
以前のグラフィカルなソフトウェア管理ユーティリティは、新世代のツールの最初のバージョンで置き換えられました。このリリースには、システム更新の簡単なインタフェースである Pup と、system-config-packages を置き換える新しいパッケージマネージャー Pirut が含まれます。システム全体での一貫したソフトウェアのインストール/更新機能を提供するため、これらは yum ユーティリティに立脚してます。
Fedora のこのリリースでは初めて Mono をサポートし、デスクトップ検索インタフェース Beagle、写真管理ユーティリティ F-Spot、メモ取りアプリケーション Tomboy を含みます。
マルチメディアのサポートが強化された Gstreamer メディアフレームワークの新しいバージョン 0.10 を使うことができます。この画期的なりリースは、以前のバージョンの Gstreamer に比べて堅牢性、互換性、機能における大きな改善をもたらします。動画プレーヤーの Totem やその他のメディアソフトウェアは、このリリースで新しいフレームワークを使うように更新されています。
Fedora Core 5 では、SCIM によって、国際化のサポートが劇的に改善されました。SCIM 言語入力フレームワークは、英語以外の異なる言語を入力するインタフェースを簡単にします。SCIM は以前の Fedora 利っリースで使用されていた IIIMF を置き換えるものです。
多くの新機能を備えた Firefox 1.5(http://www.mozilla.com/firefox/releases/1.5.html) ウェブブラウザがこのリリースに含まれます。これはより速くて安全、効果的なブラウジングのための多くの新たな機能を持ちます。
オフィスアプリケーション群である OpenOffice.org 2.0 (http://www.openoffice.org/product/index.html/) は、いまや多くのシステムライブラリをうまく利用するようになり、これは性能と効率の改善に繋がります。
多くの GTK および GNOME プログラムが、一連の魅力的なグラフィカルインタフェースを提供する 2D グラフィックスライブラリ Cairo(http://cairographics.org/) を活用しています。
広く使われている無線チップセット Broadcom 43xx (http://bcm43xx.berlios.de/) をサポートする新しい実験的なドライバがあります。
デスクトップに簡単で魅力のある(ファイルなどの変更の)通知機能を持つライブラリである libnotify
がこのリリースに含まれます。
は今や fstab-sync
を置き換える効果的な仕組みである gnome-mount
を使用し、マウント処理のために HAL を使います。
hpijs
を置き換える hplip
ユーティリティが追加されたことで、このリリースでは印刷サポートが改善されています。
管理者および開発者のための改善には以下のものがあります。
Xen 仮想化システムのサポートが強化されています。 上の Xen 仮想マシンは標準的なグラフィカルインストール手順を使用し、デスクトップ上のウィンドウとして実行します。 開発者は、簡単な仮想ドメインモニターアプレットである gnome-applet-vm と、Xen 仮想化機能を使うための API を提供するライブラリ libvirt
(http://libvirt.org/) もも作りました。
業界を牽引する anaconda インストールシステムは引き続き進化しています。このリリースでの新機能には、リモートでのログ取得とトレースバックのサポートの改善があります。この強化は、インストールの過程で Fedora Extras へとアクセスすることを可能にするための第一歩です。
Apache HTTP サーバのバージョン 2.2 が含まれます。このリリースは認証、データベースのサポート、プロクシ機能、コンテンツフィルタリングの強化をもたらします。
最新世代のデータベースサーバである MySQL 5.0 と PostgreSQL 8.1 の両方のパッケージが含まれます。
以前のリリースの Java プログラムや Java 開発機能に加え、Geronimo J2EE サーバや Apache Jakarta プロジェクトなどの GCJ
でコンパイルされたネーティブ Java プログラムがいくつか利用可能です。
性能解析、およびシステム監視の新たなツールがあります。性能ボトルネックの解析、およびデバッグのためのツールシステムである SystemTap (http://sourceware.org/systemtap/)、実行中のプロセスやスレッドを監視する、実行解析技術である Frysk (http://fedoraproject.org/wiki/Frysk/) がこのリリースに含まれます。
クラスタ設定の管理をグラフィカルにできるユーティリティ system-config-cluster
がこのリリースに含まれます。
Kexec と Kdump ユーティリティの組み合わせは、現代的なクラッシュダンプ機能、および再起動時にファームウェアを無視することで起動を速くする可能性を提供します。Kexec が実行中のカーネルから新しいカーネルを読みこみ、そして Kdump がデバッグのためにその前のカーネルのメモリダンプを提供することができます。
iSCSI インタフェースを使ったハードウェアのサポートを提供する iSCSI デーモンとユーティリティプログラムである iscsi-initiator-utils
がこのリリースに含まれます。
X.org X11R7.0 がこのリリースに含まれます。R7.0 のこの新しいモジュール化された構造は、ドライバの更新を容易にし、開発を簡素化し、そして Linux グラフィックスにおける迅速な改善への道を開きます。
gcc4.1 コンパイラが含まれ、Fedora のパッケージ一式はこの新しいバージョンのコンパイラで作成されます。これはセキュリと性能の新たな改善をもたらします。
このリリースのカーネルは Linux 2.6.16 をベースにしてます。その他の詳細については、このリリースノートのカーネル部分を参照してください。
ップトップやモバイル機器で利用される PCMCIA 機構が変更されています。cardmgr/pcmcia
サービスを使っていた pcmcia-cs
パッケージは、新しい pcmciautils
パッケージに置き換えられました。pcmciautile
では、PCMCIA 機器は hotplug
および udev
サブシステムによって直接、動的に取り扱われます。これはシステムの効率と性能の両方を改善します。この変更に関する更なる情報は http://www.kernel.org/pub/linux/utils/kernel/pcmcia/pcmcia.html から利用可能です。
SELinux 実装には、reference ポリシー (http://serefpolicy.sourceforge.net/) へと切り替えるという大きな変更がありました。SELinux の reference ポリシーはバイナリー形式のポリシーモジュールをサポートできます。今や SELinux のポリシーを個々のパッケージへと移すことが可能になり、必要であればユーザーがサイト独自のポリシーをカスタマイズすることが簡単になりました。MCS (Multi Category Security、デフォルトで有効)、および MLS (Multi Level Security) サブシステムもこのバージョンで追加されています。SELinux では、引き続き TE (Type Enforcement、デフォルトで有効)、RBAC (Role-Base Access Control) もサポートします。詳細については、このリリースノートの SELinux 節と、Fedora プロジェクトのページにある SELinux 情報へのリンクを参照してください。
の次のバージョンに対する提案は http://fedoraproject.org/wiki/RoadMap から利用可能です。
Copyright (c) 2006 by Fedora Foundation and others. This material may be distributed only subject to the terms and conditions set forth in the Open Publication License, v1.0, available at http://www.opencontent.org/openpub/.
Garrett LeSage created the admonition graphics (note, tip, important, caution,
and warning). Tommy Reynolds <Tommy.Reynolds@MegaCoder.com>
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Documentation, as with software itself, may be subject to export control. Read about Fedora Project export controls at http://fedoraproject.org/wiki/Legal/Export.
リリースノートのみのフィードバック | |
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この節ではリリースノート自身へのフィードバックについて述べます。Fedora のソフトウェアやその他のシステム要素に対してのフィードバックについては http://fedoraproject.org/wiki/BugsAndFeatureRequests を参照してください。 |
リリースノートについてフィードバックを提供し、我々を助けることに興味を持ってくれてありがとうございます。このリリースノートが何とかして改善できると感じたのであれば、著者に直接フィードバックを提供することができます。好みに応じて、いくつかの方法があります。
http://fedoraproject.org/wiki/Docs/Beats にある内容を直接編集する。
テンプレート http://tinyurl.com/8lryk を使ってバグ報告をする。
relnotes@fedoraproject.org にメールする。
release note beat はコントリビューターの責務を監視するリリースノートの場所です。beat に関しての詳細は http://fedoraproject.org/wiki/DocsProject/ReleaseNotes/Beats を参照してください。
あなたからのフィードバックに(前もって)感謝します!
この節では、Anaconda( のインストールプログラム)と のインストール一般に関する問題についての概略を示します。
大きなファイルのダウンロード | |
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もし の DVD ISO イメージをダウンロードするつもりであれば、全てのダウンロードツールが 2GB を超えたファイルに対応しているわけではないことに留意しておいてください。wget のバージョン 1.9.1-16 以降、curl、そして ncftpget にはこの限界はなく、2GB 以上のファイルを問題なくダウンロードできます。Bittorrent は巨大なファイルを取得するもうひとつの方法です。torrent ファイルの取得と使用についての情報は、http://torrent.fedoraproject.org/ を参照してください。 |
この節では、 でサポートするハードウェアアーキテクチャごとの情報を提供します。
この節では、 と PPC ハードウェアプラットフォームに特有の、知っておく必要のあるあらゆる情報を取り扱います。
最低限: PowerPC G3 / POWER4
は "New World" 世代である 1999 年頃以降に出荷された Apple Power Macintosh のみをサポートします。
は IBM eServer pSeries, IBM RS/6000, Genesi Pegasos II, IBM Cell Broadband Engin マシーンもサポートします。
テキストモードでの推奨環境: 233 MHz G3 以上、128MB RAM。
グラフィカルモードでの推奨環境: 400 MHz G3 以上、256MB RAM。
以下に示すディスク容量の要求は、インストール完了後に が使用するディスク容量です。しかしながら、インストール環境のサポートのために、インストール中に追加のディスク容量が必要になります。追加のディスク容量は、(CD-ROM 1 にある) /Fedora/base/stage2.img
のサイズに、インストール後のシステムの /var/lib/rpm
以下のファイルのサイズを加えたものに相当します。
具体的には、最小インストールでは 90MB 必要で、"すべて" のインストールの場合には 175MB が必要です。すべてのパッケージをインストールすると 9 GB 以上のディスクが必要になります。
また、あらゆるユーザデータにも追加の容量が必要であり、システムを正常に動作させるには少なくとも 5% の空き容量が必要です。
Apple システムでの Option
キーは PC での Alt
キーに同じです。ドキュメントやインストーラーで Alt
キーに触れているところでは、Option
キーを使ってください。あるキーの組合わせにおいては、Fn
キーと組み合わせて使う必要があるでしょう。例えば、仮想ターミナル tty3
に切り替えるためには Option
-Fn
-F3
を使います。
のインストールディスク 1 はサポートしているハードウェアで起動可能です。それに加え、起動可能な CD イメージは1枚目の images/
ディレクトリ以下にあります。このイメージはハードウエアによって次のような異なる動作をします。
Apple Macintosh
ブートローダーが 32-bit または 64-bit インストーラのどちらか適切な方を自動的に起動するはずです。
デフォルトの gnome-power-manager
パッケージは、スリープとバックライトの管理を含めた電源管理をサポートします。さらに複雑な要求があれば、Fedora Extras にある apmud
パッケージが使えます。インストール後に次のコマンドで apmud
をインストールできます。
su -c 'yum install apmud'
64-bit IBM eServer pSeries (POWER4/POWER5)
CD を起動するために OpenFirmware を使用した後、ブートローダー (yaboot) が自動的に 64-bit インストーラーを起動します。
32-bit CHRP (IBM RS/6000 など)
CD を起動するために OpenFirmware を使用した後、boot:
プロンプトで起動イメージ linux32
を選択し、32-bit インストーラーを起動してください。そうしないと 64-bit インストーラーが起動されますが、これは動作しません。
Genesi Pegasos II
執筆時点で、ISO9660 ファイルシステムを完全にサポートした Pegasos のファームウェアは未だリリースされていません。しかしながら、ネットワークブートイメージを使うことができます。OpenFirmware プロンプトで次のコマンドを入力します。
boot cd: /images/netboot/ppc32.img
また、インストールした を起動可能にするように Pegasos 上の OpenFirmware を手動で設定する必要があります。そうするためには、環境変数 boot-device
と boot-file
を適切に設定する必要があります。
ネットワーク起動
インストーラーのカーネルと ramdisk を一緒にしたイメージが、インストールツリーの images/netboot/
ディレクトリ以下にあります。これらは TFTP を使ったネットワーク起動を対象としてはいますが、他のことにも使うことができます。
yaboot コマンドは IBM eServer pSeries と Apple Macintosh のための TFTP 起動をサポートします。netboot
イメージに対して yaboot を使うことを推奨します。
この節では、 と x86 ハードウェアプラットフォームに特有の、知っておく必要のあるあらゆる情報を取り扱います。
インストール中、またはインストール後に Fedora Core 5 特有の機能を使うには、ビデオカードやネットワークカードといった他のハードウェア構成要素の詳細を知っておく必要があるでしょう。
以下の CPU 仕様は、Intel プロセッサの用語で記述されています。他のプロセッサ(特に、AMD、Cyrix、VIA から提供されているもの)で、以下の Intel プロセッサと互換性を持つもの、または同等なものも で使用できるでしょう。
最低限: Pentium クラス は、Pentium 4(とそれ以降の)CPU に対して最適化されていますが、それ以前の CPU(例えば Pentium, Pentium Pro, Pentium II, Pentium III や AMD や VIA のシリーズも含みます)もサポートします。Pentium クラスに対する最適化は、実際には Pentium クラスでないプロセッサーのパフォーマンスを減少させることから、Fedora ではこのような手法を取っています。それに加え、(現在のプロセッサーの多くを占めている)Pentium 4 のスケジューリングがこの変更の妥当性を示すには十分なほど異なることから、この手法が取られています。
テキストモードでの推奨環境: 200 MHz Pentium クラス以上
グラフィカルモードでの推奨環境: 400 MHz Pentium II クラス以上
AMD64 プロセッサ(Athlon64 と Opteron の両方)
Intel® Extended Memory 64 Technology (Intel EM64T) をサポートした Intel プロセッサ
テキストモードでの最低メモリ: 128MB
グラフィカルモードでの最低メモリ: 192MB
グラフィカルモードでの推奨メモリ: 256MB
以下に示すディスク容量の要求は、インストール完了後に が使用するディスク容量です。しかしながら、インストール環境のサポートのために、インストール中に追加のディスク容量が必要になります。追加のディスク容量は、(CD-ROM 1 にある) /Fedora/base/stage2.img
のサイズに、インストール後のシステムの /var/lib/rpm
以下のファイルのサイズを加えたものに相当します。
具体的には、最小インストールでは 90MB 必要で、"すべて" のインストールの場合には 175MB が必要です。すべてのパッケージをインストールすると 9 GB 以上のディスクが必要になります。
また、あらゆるユーザデータにも追加の容量が必要であり、システムを正常に動作させるには少なくとも 5% の空き容量が必要です。
この節では、 と x86_64 ハードウェアプラットフォームに特有の、知っておく必要のあるあらゆる情報を取り扱います。
インストール中、またはインストール後に Fedora Core 5 特有の機能を使うには、ビデオカードやネットワークカードといった他のハードウェア構成要素の詳細を知っておく必要があるでしょう。
このリストは 64-bit x86_64 システムのためのものです。
テキストモードでの最低メモリ: 128MB
グラフィカルモードでの最低メモリ: 256MB
グラフィカルモードでの推奨メモリ: 512MB
以下に示すディスク容量の要求は、インストール完了後に が使用するディスク容量です。しかしながら、インストール環境のサポートのために、インストール中に追加のディスク容量が必要になります。追加のディスク容量は、(CD-ROM 1 にある) /Fedora/base/stage2.img
のサイズに、インストール後のシステムの /var/lib/rpm
以下のファイルのサイズを加えたものに相当します。
具体的には、最小インストールでは 90MB 必要で、"すべて" のインストールの場合には 175MB が必要です。すべてのパッケージをインストールすると 9 GB 以上のディスクが必要になります。
また、あらゆるユーザデータにも追加の容量が必要であり、システムを正常に動作させるには少なくとも 5% の空き容量が必要です。
RPM は同じパッケージを複数アーキテクチャに変更してインストールすることをサポートします。rpm -qa
のようなデフォルトのパッケージリスト表示では、アーキテクチャが表示されないのでパッケージが重複して表示されるはずです。そこで、デフォルトでアーキテクチャを表示する repoquery (Fedora Extras にある yum-utils
パッケージに含まれています) を代わりに使ってください。yum-utils
をインストールするには、次のコマンドを実行します。
su -c 'yum install yum-utils'
rpm を使ってアーキテクチャ付きで全パッケージを表示するには、以下のコマンドを実行します。
rpm -qa --queryformat "%{name}-%{version}-%{release}.%{arch}\n"
以下の節は Fedora Core 5 で大幅に変更されたパッケージに関する情報です。簡単に参照するために、インストールシステムと同じグループを用いて構成されています。
hotplug とデバイス取り扱いのサブシステムには、Fedora Core 5 で大きな変更がありました。システム起動時、ホットプラグデバイスの両方において、今や udev
がモジュール読みこみをすべて取り扱います。hotplug
パッケージはもう必要ないので削除されました。
/etc/hotplug
, /etc/hotplug.d
, /etc/dev.d
ディレクトリを使ったホットプラグヘルパーに対するサポートは非推奨であり、将来の リリースでは削除されるでしょう。こうしたホットプラグヘルパーは udev
ルールに変換されなければなりません。その例は http://www.reactivated.net/writing_udev_rules.html で参照できます。
slocate は mlocate に置き換えられました。 |
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locate コマンドは完全に互換性を持ちます。
設定ファイル /etc/updatedb.conf
には互換性があります。
slocate では見つけられなかった構文エラーが、今では報告されるようになりました。
DAILY_UPDATE
変数はサポートされません。
updatedb コマンドには互換性がなく、updatedb コマンドを用いたカスタムスクリプトは修正されなければならないはずです。
設定ユーティリティ system-config-mouse がこのリリースで削除されました。synaptic
と 3-ボタンマウスの設定が自動でされるからです。シリアルマウスはもはやサポートされません。
有線/無線ネットワーク接続を自動的に検出、選択し、設定するために Fedora では NetworkManager を使用しています。無線ネットワークデバイスには、インストール完了後にサードパーティ製のソフトウェアか、手動での設定が必要になるかもしれません。こうした理由により、Fedora Core 5 では NetworkManager はオプションとして提供されます。
NetworkManager をインストール、有効にする方法についての詳細は http://fedoraproject.org/wiki/Tools/NetworkManager を参照してください。
のこのリリースは新しいバージョンの dovecot
IMAP サーバーがあり、これには設定ファイルでの変更が沢山あります。この変更は、特に以前のリリースからアップグレードユーザーには重要です。変更についての詳細は http://wiki.dovecot.org/UpgradingDovecot を参照してください。
kudzu
ユーティリティ、libkudzu
ライブラリ、および /etc/sysconfig/hwconf
ハードウェアリストはすべて非推奨であり、 の詳細のリリースでは削除されるでしょう。利用可能なハードウェアを検知する必要のあるアプリケーションは HAL ライブラリを使用するように変更されなければなりません。HAK についての詳細は http://freedesktop.org/wiki/Software/hal を参照してください。
fstab-sync
機能は削除されました。取り外し可能メディアをマウントについては、 ではデスクトップ特有の手段にゆだねることとし、fstab-sync
プログラムは削除されました。ホットプラグデバイスや挿入されたメディアに対するエントリーは、もはや /etc/fstab
ファイルに自動的には追加されません。コマンドラインユーザーは、似たような機能を提供する gnome-mount に移行することができます。
GnuCash の PostgreSQL バックエンドは削除されました。アップストリームではメンテナンスされてなく、GnuCash の機能のすべてをサポートしていないためにクラッシュしてしまうからです。PostgreSQL バックエンドを使うユーザーは、GnuCash をアップグレードする前にデータを読み込み、XML ファイルとして保存しておくべきです。
Mozilla アプリケーション群は非推奨です。 5 に含まれ、アプリケーションが mozilla-devel
に対してビルドされることが期待はできますが、しかしながら の将来のリリースでは削除されるでしょう。
libstdc++so7
パッケージが加わりました。このパッケージは GNU Standard C++ Library の libstdcxx_so_7-branch
ブランチからの先取りを含みます。これは実験的でサポートされないものと見なされます。将来のアップグレードで so のバージョンと ABI が変わるので、どんなソフトウェア製品もこれに対してビルドしてはなりません。このライブラリを使ってソフトウェアをビルドするには、g++ の代わりに g++-libstdc++so_7 を起動します。
この節では、 においてのカーネルに関連した変更と重要な情報について述べます。
このディストリビューションは 2.6 系列のカーネルをベースとしています。 には改善、バグフィックス、追加の機能のためのパッチが含まれています。これにより、 のカーネルは kernel.org の、バニラカーネルとは等しくはありません。
全てのパッチのリストを取得するには、ソース RPM パッケージをダウンロードし、それに対して次のコマンドを実行します。
rpm -qpl kernel-<version>.src.rpm
パッケージの変更履歴は、次のコマンドで取り出すことができます。
rpm -q --changelog kernel-<version>
「ユーザに優しい」形式の変更履歴が必要であれば http://wiki.kernelnewbies.org/LinuxChanges を参照してください。カーネルの短い/全ての差分は http://kernel.org/git から利用可能です。 バージョンは Linus のツリーをベースにしてます。
バージョンに施されたカスタマイズは http://cvs.fedora.redhat.com から利用可能です。
には以下のカーネルが含まれます。
単一プロセッサ、SMP (Symmetric Multi Processor) の両方での、本来のカーネル。SMP カーネルは複数 CPU/プロセッサをサポートします。設定済みソースはkernel-[smp-]devel-
パッケージから使用可能です。バージョン
.アーキテクチャ
.rpm
Xen エミュレータを使用するための仮想カーネルハイパーバイザー。設定済みソースは kernel-xen-hypervisor-devel-
パッケージから使用可能です。バージョン
.アーキテクチャ
.rpm
Xen エミュレータで使用するためのゲスト用仮想カーネル。設定済みソースは kernel-xen-guest-devel-
パッケージから使用可能です。バージョン
.アーキテクチャ
.rpm
kexec/kdump 機能と共に用いる kdump カーネル。設定済ソースは kernel-kdump-devel-
パッケージから使用可能です。バージョン
.アーキテクチャ
.rpm
それぞれのカーネルのソースは同時にインストールされます。ファイルは /usr/src/kernels/
以下にインストールされます。次のコマンドを適宜使用してください。バージョン
-[xen-hypervisor/xen-guest/kdump]-アーキテクチャ
/
su -c 'yum install kernel-{xen,hypervisor,xen-guest,kdump}-devel'
適宜スペース無しのコンマで区切って、これらの種類のうちの 1 つまたは複数を選んでください。プロンプトが表示された root のパスワードを入力します。
x86_64 デフォルトカーネルは SMP 対応です | |
---|---|
の x86_64 アーキテクチャでは、SMP 用に分離されたカーネルはありません。 |
PowerPC カーネルのサポート | |
---|---|
の PowerPC アーキテクチャでは、Xen と kdump に対するサポートがありません。 |
Linux カーネルに対してのバグ報告については http://kernel.org/pub/linux/docs/lkml/reporting-bugs.html にある情報を参照してください。Fedora 特有のバグに対する報告では、http://bugzilla.redhat.com を使うこともできます。
Linux カーネル開発のための多くのチュートリアル、例、テキストは、カーネルソースが/usr/src/linux/
ディレクトリ以下にインストールされていることを仮定しています。以下に示すシンボリックリンクを作成すれば、 のパッケージでそうした学習教材を使用できるはずです。既に示したように適切なカーネルソースをインストールし、その後に以下を実行します。
su -c 'ln -s /usr/src/kernels/kernel-<all-the-rest> /usr/src/linux'
プロンプトが出たら root
のパスワードを入力してください。
には、昔のバージョンで提供されていた kernel-source
パッケージはありません。その代わりに、「カーネルの種類」の節に書いてあるとおり、設定済のソースが利用可能です。
この手順は実行中のカーネルを参照しています | |
---|---|
手順を単純化するために、実行中のカーネルに合ったカーネルソースを設定するものと仮定しています。以下の手順では、<version> という語句が、コマンド uname -r で示されるカーネルバージョンのことを参照しています。 |
の元のソースは、kernel
.src.rpm
パッケージに見つけることができます。このファイルから展開されたソースツリーを作成するためには、以下の手順に従ってください。
スーパーユーザーでパッケージをビルドしてはいけません | |
---|---|
スーパーユーザーでパッケージをビルドすることは本質的に危険なことであり、カーネルにおいてさえもそれは必要ではありません。以下の手順では、一般ユーザーでカーネルをインストールできます。多くの一般的な情報サイトでは、カーネルの手順において |
ホームディレクトリ以下に RPM パッケージのビルド環境を準備するために、次のコマンドを実行します。
su -c 'yum install fedora-rpmdevtools' fedora-buildrpmtree
プロンプトが出たら root
のパスワードを入力してください。
以下の何れかの場所から kernel-<version>.src.rpm
ファイルを取得します。
適切な SRPMS CD iso イメージの SRPMS
ディレクトリ
カーネルパッケージを取得したのと同じ FTP/HTTP サイト
そのために以下のコマンドを実行します。
su -c 'yum install yum-utils' su -c 'yumdownloader --source kernel'
プロンプトが出たら root
のパスワードを入力してください。
次のコマンドを使って kernel-<version>.src.rpm
をインストールします。
rpm -Uvh kernel-<version>.src.rpm`
このコマンドは、RPM の内容を ${HOME}/rpmbuild/SOURCES
と ${HOME}/rpmbuild/SPECS
以下に書き込みます。ここで ${HOME}
はあなたのホームディレクトリです。
空き容量が必要です | |
---|---|
カーネルビルド処理では、あなたのホームディレクトリのあるファイルシステム上に数ギガバイトの空き容量が必要になるでしょう。 |
次のコマンドでカーネルソースを準備します。
cd ~/rpmbuild/SPECS rpmbuild -bp --target $(uname -m) kernel-2.6.spec
カーネルソースツリーは ${HOME}/rpmbuild/BUILD/kernel-<version>/
ディレクトリ以下に展開されます。
に含まれる特定のカーネル用の設定は configs/
ディレクトリ以下にあります。例として、i686 SMP 用の設定ファイルは configs/kernel-<version>-i686-smp.config
になります。欲しい設定ファイルを適切な場所に置くために、次のコマンドを実行します。
cp configs/<欲しい設定ファイル> .config
また、あなたの現在のカーネルの .config
ファイルは /lib/modules/<version>/build/.config
にあります。
全てのカーネルにはバージョン番号を元にした名前があります。この名前は uname -r コマンドで表示される値そのものです。カーネルの名前は、カーネルの Makefile
の先頭4行で定義されています。実行中のカーネルとは異なる名前を持つカーネルを生成するように Makefile
は変更されています。モジュールが実行中のカーネルに受け入れられようにするには、正しい名前を持ったカーネルに対してモジュールがコンパイルされなければなりません。そうするためには、カーネルの Makefile
を編集する必要があります。
例えば、 uname -r が文字列 2.6.15-1.1948_FC5
を返したのであれば、EXTRAVERSION
定義を
EXTRAVERSION = -prep
から
EXTRAVERSION = -1.1948_FC5
へ変更します。つまり、最後のダッシュより後ろを変更します。
以下のコマンドを実行します
make oldconfig
以降、通常のカーネルのように作業できます。
あなた独自ドライバーなどのカーネルモジュールを、現在使用中のカーネルに対応してビルドするには、展開されたソースツリーは必要ありません。例えば、foo.ko
モジュールをビルドするには、foo.c
ファイルがあるディレクトリに以下の内容でファイル Makefile
を作成します。
obj-m := foo.o KDIR := /lib/modules/$(shell uname -r)/build PWD := $(shell pwd) default: $(MAKE) -C $(KDIR) M=$(PWD) modules
そして foo.ko
モジュールをビルドするために make コマンドを実行します。
は、Global File System (GFS) によってストレージのクラスタ構成をサポートします。GFS には、管理デーモンなどのユーザ空間でのユーティリティと共同で動作する特殊なカーネルが必要になります。その為に、そうしたカーネルを(多分アップデートの後に)削除するには su -c 'yum remove kernel-<version>'
コマンドを使ってください。yum は必要があれば依存するパッケージを自動的に削除してくれます。
PowerPC は GFS をサポートしません。 | |
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での PowerPC アーキテクチャでは、GFS カーネルモジュールはビルドされません。 |
GNOME 2.14 (もしくはそのリリース候補) と KDE 3.5.1 が Fedora Core 5 に含まれます。以下は、このリリースにおけるデスクトップインタフェースでの注目に値する変更です。
gnome-power-manager
GNOME Power Manager は GNOME デスクトップ環境におけるセッションデーモンであり、ラップトップ・デスクトップシステムの電源管理を助けます。これは HAL (ハードウェア抽象レイヤを提供します) と DBUS (プロセス間通信ソフトウェア) を活用しており、 の開発者によって書かれ、メンテナンスされています。
gnome-screensaver
GNOME Screensaver はスクリーンセーバーと画面ロックダイアログの統合された UI をもたらします。
fontconfig
および shared-mime-info
パッケージでのメモリの最適化。これらは、データに対してメモリマップされたキャッシュを共有します。
GNOME 2.12 から、デスクトップのルートメニューからnautilus-open-terminal
は機能強化された代替を提供します。次のコマンドを実行することで、これをインストールすることができます。
su -c 'yum install nautilus-open-terminal'
では、デフォルトではスクリーンセーバーの小さい詰め合わせだけがインストールされます。いくつかのスクリーンセーバーが正しく動かなかったり、突然グラフィカルインタフェースを終了させてしまうことが知られています。これは特に xscreensaver-gl-extras
パッケージ内の OpenGL アニメを使うものを、貧弱なビデオカードで使用した場合に当てはまります。こうした追加のスクリーンセーバーが欲しければ、次のコマンドを実行してください。
su -c 'yum install xscreensaver-extras xscreensaver-gl-extras'
この節では、 での様々な サーバ設定、システム設定 GUI ツールの追加、変更に焦点を当てます。
サブネットを越えた Samba プリンタ共有に対するブラウズが可能になりました。さらに、/etc/samba/smb.conf
で一つでも WINS サーバが指定されていれば、最初のアドレスがブラウズに使用されるます。
system-config-printer アプリケーションは、SMB プリンタ追加時の Kerberos 認証をサポートします。プリンタを追加するには、ユーザは有効な Kerberos チケットを所有してなければならず、プリンタ設定ツールを起動する必要があります。メインメニューから「システム」>「管理」>「印刷」と選択するか、以下のコマンドを実行します。
su -c 'system-config-printer'
ユーザ名、パスワードは共に /etc/cups/printers.conf
には保存されません。SMB プリントキューが匿名による印刷を許可しているのであれば、今までのままで印刷できます。
この節ではファイル転送および共有サーバーについて述べます。HTTP (Web) ファイル転送と Samba (Windows) ファイル共有については、それぞれの http://fedoraproject.org/wiki/Docs/Beats/WebServers と http://fedoraproject.org/wiki/Docs/Beats/Samba を参照してください。
Fedora は Netatalk のバージョン 2 を含みます。これは AppleTalk ネットワークプロトコルを介して Macintosh システムと Linux が相互作用するのを可能にするソフトウェア群です。
アップグレードする場合の注意 | |
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Netatalk のバージョン 1 からバージョン 2 へのアップグレードはデータの損失を招くことがあります。 |
Netatalk バージョン 2 はファイルリソースフォークの保存に異なる方法を用いており、また異なるファイル名符号化を必要とすることがあります。アップグレードする前に、ドキュメントを読んで移行計画を立てるようにしましょう。アップグレード情報は Netatalk のサイト http://netatalk.sourceforge.net/2.0/htmldocs/upgrade.html から直接参照できます。
このドキュメントは netatalk
パッケージにも含まれます。/usr/share/doc/netatalk-
, または バージョン
/doc/htmldocs/upgrade.html/usr/share/doc/netatalk-
(ページ番号 25, 文書内の 33 ページ目) を参照してください。バージョン
/doc/Netatalk-Manual.pdf
この節では Web 関連のアプリケーションについて説明しています。
Apache HTTP サーバのバージョン 2.2 が に含まれます。このリリースは以下に挙げるものを含め、2.0 系列から比べて多くの改良をもたらしています。
大きく改善されたキャッシングモジュール (mod_cache
, mod_disk_cache
, mod_mem_cache
)
以前のバージョンで提供されていたセキュリティモジュールを置き換える、認証(authentication)と承認(authorization)をサポートする新しい構造
プロクシの負荷分散のサポート(mod_proxy_balance
)
large file support for 32-bit platforms (including support for serving files larger than 2GB)
新たなモジュール mod_dbd
と mod_filter
は、それぞれ SQL データベースのサポートと、強化されたフィルタリングをもたらします。
アップグレードとセキュリティーモジュール | |
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以前の |
httpd のデフォルト設定に、以下の変更がなされています。
mod_cern_meta
と mod_asis
モジュールは、もはやデフォルトではロードされません。
mod_ext_filter
モジュールは、デフォルトでロードされるようになりました。
サードパーティによるモジュール | |
---|---|
|
既存のもののアップグレードについての詳細は http://httpd.apache.org/docs/2.2/upgrading.html を参照してください。
PHP のバージョン 5.1 が に含まれます。このリリースは PHP 5.0 から、以下に示す多くの改良をもたらします。
性能の改善
PDO データベース抽象モジュールの追加
次の拡張モジュールが追加されました。
date
, hash
, Reflection
(php パッケージに含む)
pdo
, pdo_psqlite
(php-pdo
パッケージ)
pdo_mysql
(php-mysql
パッケージ)
pdo_pgsql
(php-pgsql
パッケージ)
pdo_odbc
(php-odbc
パッケージ)
xmlreader
, xmlwriter
(php-xml
パッケージ)
以下の拡張モジュールは、もはやビルドされません。
dbx
dio
yp
この節では様々な開発ツールについて述べます。
Fedora のこのリリースは GCC 4.1 で構築されました。この GCC はディストリビューションに含まれています。
コンパイル時に -fno-var-tracking
コンパイルオプションを使ってない限り、バイナリのデバッグには GDB 6.1 またはそれ以降が必要になります。
オプション -fwritable-strings
はもはや受け付けられません。
英語の診断メッセージは、Unicode を使うようになりました。もしこれが読めないのなら、LC_CTYPE
環境変数を "C
" に設定するか、端末エミュレータを変更してください。
多くのシステムでは、もう specs
ファイルはインストールされません。普通のユーザは気づかないでしょうが、このファイルを置き換えたい開発者は -dumpspecs
オプションを使えば編集するためのファイルを生成することができます。
SSA コード最適化機構が含まれます。これは改良された定数伝播 (constant propagation)、共通部分式の除去 (partial redundancy elimination)、強度の削減 (strength reduction)、ロード/ストアコードの移動、無効な記憶域の削除 (dead storage elimination)、到達不能コードの検知、蓄積による末尾再帰 (tail recursion by accumulation) をもたらします。
自動ベクトル化がサポートされました。ある状況下では、この技術は反復するループのコードに対して高い性能を実現します。
execl(char *path, const char *arg, ...)
のように、リストの末尾に NULL
が必要な関数において NULL
が無い場合にコンパイラが警告を出せるようにするために、sentinel
属性が追加されました。
拡張 cast-as-lvalue
, conditional-expression-as-lvalue
, compund-expression-as-lvalue
が削除されました。
#pragma pack()
の意味が他のコンパイラのそれに近づけられました。
register
修飾子を用いて定義された変数のアドレスの取得は、警告ではなくエラーを生成するようになりました。
不完全な要素型の配列はエラーを生成するようになりました。これは構造体定義の前方参照ができないという意味を含みます。
現実のコードにおいて、何の最適化もない (-O0
) 素のコンパイラーで 25% の高速化が測定されています。
マルチスレッドプログラムにおいて、ライブラリが関数スコープの静的変数を持てるようになりました。この機能を無効にするために、組み込み開発者は -fno-threadsafe-statics
を使うことができますが、普通のユーザーは決してそうすべきではありません。
この節は にある様々なセキュリティ項目を説明します。
での多くの革新的なセキュリティの特徴に対しての一般的な導入、および現在の状況、ポリシーについてはページ http://fedoraproject.org/wiki/Security から得られます。
pam_stack
はこのリリースで非推奨になりました。Linux-PAM 0.78 およびそれ以降には include
指示子があり、これは pam_stack
モジュールを廃れたものにします。pam_stack
モジュールの使用は、非推奨の警告と共に記録されます。このモジュールは将来のリリースで削除されるでしょう。今後は、各々のサービス設定では使ってはいけません。 で PAM を使う全てのパッケージは pam_stack
を使わないように修正されました。
アップグレードと PAM スタック | |
---|---|
システムが以前の リリースからアップデートされ、かつ管理者がサービス設定を変更していた場合、そうしたセキュリティー設定は置き換えられません。その代わりに |
diff -u /etc/pam.d/foo /etc/pam.d/foo.rpmnew
以下、/etc/pam.d/login
での例で、pam_stack
を使った元のものと、include
指示子を使って書いていされたものです。
#%PAM-1.0 auth required pam_securetty.so auth required pam_stack.so service=system-auth auth required pam_nologin.so account required pam_stack.so service=system-auth password required pam_stack.so service=system-auth # pam_selinux.so close should be the first session rule session required pam_selinux.so close session required pam_stack.so service=system-auth session required pam_loginuid.so session optional pam_console.so # pam_selinux.so open should be the last session rule session required pam_selinux.so open
#%PAM-1.0 auth required pam_securetty.so auth include system-auth # no module should remain after 'include' if 'sufficient' might # be used in the included configuration file # pam_nologin moved to account phase - it's more appropriate there # other modules might be moved before the system-auth 'include' account required pam_nologin.so account include system-auth password include system-auth # pam_selinux.so close should be the first session rule session required pam_selinux.so close session include system-auth # the system-auth config doesn't contain sufficient modules # in the session phase session required pam_loginuid.so session optional pam_console.so # pam_selinux.so open should be the last session rule session required pam_selinux.so open
このリリースでは、 と Extras リポジトリにある全てのソフトウェアは fstack-protecter
と呼ばれるセキュリティ機能を使ってコンパイルされています。fstack-protector
はローカル文字列を持つ関数のスタックにカナリア値を置きます。戻りアドレスのすぐ手前にあるカナリア値は、戻りアドレスを使って戻る直前に検証されます。バッファオーバーフローがあった場合は、カナリア値は一致せず、プログラムは強制終了します。カナリア値はアプリケーションの起動ごとに毎回ランダムであり、リモートから推測するのは不可能です。ただし、fstack-protector
機能はヒープ上でのバッファオーバーフローからは守ってくれません。
この機能は IBM ProPolice/SSP の実装として の開発者が書いたものです。ProPolice/SSP についての詳細は http://www.research.ibm.com/trl/projects/security/ssp/ を参照してください。この機能は で使われている GCC 4.1 コンパイラの一部として利用が可能です。
Fedora Core 4 で導入された、gcc
と glibc
での FORTIFY_SOURCE
セキュリティ機能も利用可能なままです。Fedora におけるセキュリティ機能の作法差異については http://fedoraproject.org/wiki/Security/Features を参照してください。
SELinux プロジェクトの新しいページには、トラブルシュート、1ヒント、説明、文書や参考文献へのポインターがあります。いくつかの便利なリンクは以下を含みます。
新しい SELinux プロジェクトのページ: http://fedoraproject.org/wiki/SELinux
トラブルシューティングのヒント: http://fedoraproject.org/wiki/SELinux/Troubleshooting
SELinux コマンドリスト: http://fedoraproject.org/wiki/SELinux/Commands
MCS は、より厳しい複数レベルセキュリティ (Multilevel Security; MLS) の一般用と用実装です。MCS は SELinux の強化の一つで、ユーザーがカテゴリー を使ってファイルをらべリングすることを許可します。カテゴリには Company_Confidential
(企業秘密), CEO_EYES_ONLY
(CEOの黙読のみ可), Sysadmin_Passwords
(システム管理者のパスワード) のようなものがあるでしょう。詳細については、作者による記事 http://james-morris.livejournal.com/5583.html を参照してください。
MLS は特別なセキュリティレベルをもってプロセス/オブジェクトにラベルをつける、ある種の強制アクセス制御 (Mandatory Access Control; MAC) 機構です。例えば、あるオブジェクト (ある文書ファイル) は { Secret, ProjectMeta } というセキュリティレベルを持つことができます。これは Secret が感度、ProjectMeta がカテゴリーになります。MLS の詳細については http://james-morris.livejournal.com/5020.html を参照してください。
この リリースには、java-gcj-compat と呼ばれる自由でオープンな Java 環境が含まれます。java-gcj-compat には一連のツールと、Java 言語で書かれた多くの便利なプログラムを構築・実行することができる実行環境とが含まれます。
Fedora Core に Java は含まれません | |
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Java は Sun Microsystems の商標です。完全に自由なソフトウェアスタックである java-gcj-compat は Java ではありませんが、Java ソフトウェアを実行することができるでしょう。 |
java-gcj-compat は3つの部分からなります。GNU Java 実行環境 (libgcj
)、Eclipse Java コンパイラー (ecj)、そして他の Java 環境がそうであるのと同じように、ユーザーに実行環境とコンパイラを見せるラッパーおよびリンク群(java-gcj-compat
)です。
この リリースに含まれる Java ソフトウェアは、統合された新しい java-gcj-compat 環境を使用します。そうしたパッケージには OpenOffice.org Base, Eclipse, Apache Tomcat があります。
Fedora における自由な Java 環境の詳細については、http://www.fedoraproject.org/wiki/JavaFAQ にある Java FAQ を参照してください。
バグレポートには場所とバージョン情報を入れてください | |
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バグレポートをするときには、以下のコマンドからの出力を含めるようにしてください。
|
自由なソフトウェアスタック java-gcj-compat に加えて、複数の Java 実装をインストールしそれらを alternatives を使って切り替えることができるように Fedora Core は設計されています。ただし alternatives の恩恵にあずかるには、各 Java システムは JPackage プロジェクトのパッケージ作成ガイドラインにしたがってパッケージされたものでなければなりません。
いったん正しくインストールされれば、root
ユーザは java と javac 実装を alternatives コマンドを次のように使って切り替えることができるはずです。
alternatives --config java alternatives --config javac
Fedora Core には、Java ソフトウェアのリポジトリを提供する JPackage という素晴らしいプロジェクトに由来するパッケージが沢山あります。Fedora では、こうしたパッケージは、プロプライエタリなソフトウェアの依存をなくし、GCJ の事前コンパイル機能を使うように修正してきました。Fedora ユーザーは、そうしたパッケージの更新には Fedora のリポジトリーを使うべきであり、Feora から提供されないパッケージについては JPackage リポジトリーを使うことができます。
プロジェクトの詳細、および彼らが提供するソフトウェアについては、JPackage のウェブサイト http://jpackage.org を参照してください。
Fedora と JPackage のパッケージを混ぜる | |
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同じシステムに Fedora と JPackage のリポジトリの両方からソフトウェアをインストールする前に、パッケージの互換性を調査してください。非互換パッケージは複雑な問題を引き起こすことになるでしょう。 |
Windows 共有(または SMB ブラウズとして知られているもの)のブラウズが可能になりました。Fedora Core 5 以前のリリースでは、SMB ブラウジングに対する適切な動作をファイアウォールが邪魔していました。2.6.14 カーネルへの ip_conntrack_netbios_ns
カーネルモジュールの追加と、それに関連した system-config-securitylevel への改良により、ファイアウォールが SMB ブロードキャストを正しく追跡できるようになり、ネットワークブラウジングを許可出きるようになりました。
には様々なマルチメディアの再生・記録・編集機能を持ったアプリケーションが含まれます。追加のパッケージは Fedora Extras リポジトリから利用できます。
のデフォルトでは Rhythm Box, Totem, Helix Player がメディア再生のためにインストールされます。さらに、人気のある XMMS を始めとしたその他の多くのプログラムが および Fedora Extras リポジトリから利用可能です。GNOME、KDE にもまた、共に様々なフォーマットに対応したプログラム群があります。その他のフォーマットを処理するサードパーティプログラムが利用可能です。
また は Advanced Linux Sound Architecture (ALSA) サウンドシステムを備え、それをフルに活用するようになっています。これは、多くのプログラムが同時に音を出せることを意味します。これはかつての Linux システムでは難しかったことです。全てのマルチメディアソフトウエアが ALSA を使用するように設定されたとき、この制限は消えて無くなります。ALSA についての更なる情報については、プロジェクトのウェブサイト http://www.alsa-project.org/ を参照してください。
は Ogg メディアコンテナフォーマット、Vorbis オーディオ、Theora ビデオ、Speex オーディオ、FLAC ロスレスオーディオフォーマットの完全なサポートを含みます。これらの自由に配布可能なフォーマットは、特許やライセンスの制限に邪魔されることがありません。より人気があり制限のあるフォーマットに対して、彼らは強力で柔軟な代替を提供します。これらのフォーマットについての更なる情報、そしてこれらをどう使うかは Xiph.Org Foundation のウェブサイト http://www.xiph.org/ に見つけることができます。
MP3 および MPEG (DVD) フォーマットは特許で保護されていて、その特許保持者が必要なライセンスを提供していないため、 および Fedora Extras には MP3 や DVD の記録・再生のサポートを含めることができません。また、Flash Player や Real Player などのいくつかのマルチメデアアプリケーションプログラムも、特許やライセンス制限により Fedora から除外されています。この問題に対しては http://fedoraproject.org/wiki/ForbiddenItems を参照してください。
と Fedora Extras には CD や DVD を簡単に作成するツールが含まれています。GNOME ユーザは Nautilus ファイルマネージャから直接焼くこともできますし、Fedora Extras から gnomebaker
もしくは graveman
を選ぶか、 から古い xcdroast
を選べます。KDE ユーザーには、こうした作業に対しての強力なツールを提供する k3b
パッケージがあります。コンソールでのツールには cdrecord
, readcd
, mkisofs
, その他の典型的な Linux アプリケーションがあります。
オープンな技術を使ったデスクトップセッションの記録である screencasts(画面配信) の作成、再生に Fedora を使うことができます。Fedora Extras 5 には、ビデオフォーマット Teora を使って screencast を作成する istanbul
が含まれます。開発者として、エンドユーザとしての利用のどちらにおいても、Fedora プロジェクトに screencast を登録する上で、これが好ましい方法です。もっと総合的な HOW TO については http://fedoraproject.org/wiki/ScreenCasting を参照してください。
を Fedora Extras は様々なジャンルのゲームを提供します。デフォルトでは、 は GNOME 用の (gnome-games
と呼ばれる)小さなパッケージを含みます。 と Fedora Extras で利用可能なその他のゲームをインストールするには、デスクトップのメニューから アプリケーション>ソフトウェアの追加と削除 を選択してください。
大きな変更についてのリストは http://wiki.kernelnewbies.org/LinuxChanges を参照してください。そのうちのいくつかに以下で焦点を当てます。
カーネルバージョン 2.6.12 から名前づけされたアドレスの昇格 (address promption)と呼ばれる新機能が追加されています。これはサブ IPv4 アドレスがメイン IPv4 アドレスへと昇格することを可能にします。普通、メインのアドレスが削除されたときには、全てのサブのアドレスも同様に削除されます。新しい sysctl キー net.ipv4.conf.all.promote_secondaries
(またはインタフェースを特定した、これの変形) を有効にすることでこの動作を変更することができ、サブアドレスの一つを新たなメインアドレスへと昇格させるようになります。
ICMP エラーメッセージの送信元アドレスを選択するとき、現在は ICMP エラーが出ていくインタフェースのアドレスを使っています。カーネルバージョン 2.6.12 には新しい sysctl キー net.ipv4.icmp_errors_use_inbound_ifaddr
が導入されました。このオプションを有効にすると、元々のエラーを引き起こしたパケットを受信したインタフェースのアドレスを使うようになります。
例として、カーネルが ICMP error を生成するパケットを eth0
で受け取ったとしましょう。そして、ルーティングテーブルによりエラーメッセージが eth1
インターフェース上で生成されるとします。ここでこの新しい sysctl
オプションが有効になっていれば、ICMP Error メッセージの送信元アドレスにはデフォルトの eth1
のアドレスの代わりに、 eth0
が用いられます。これは非対称ルーティング設定のデバッグを簡単にするでしょう。
trie と呼ばれる新しい経路テーブル検索アルゴリズムが追加されています。これは大きな経路テーブルを意識したものであり、元のハッシュ実装に対して、増加するメモリ消費と複雑さという点で明らかな性能改善が見られます。
TCP の輻輳制御アルゴリズムが交換可能、すなわちモジュール化されました。古い NewReno がデフォルトのままであり、フォールバックのアルゴリズムとして動作します。以下の新しい輻輳制御アルゴリズムが追加されています。
高速 TCP 輻輳制御
TCP Hybla 輻輳回避
H-TCP 輻輳制御
スケーラブル TCP 輻輳制御
既存のすべての輻輳制御モジュールはこの新しい基盤用に変換されています。また BIC 輻輳制御は、低レイテンシリンクを扱うための BICTCP 1.1 からの改良を受けています。
輻輳制御アルゴリズムへ影響を及ぼす | |
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輻輳制御アルゴリズムはソケットごとなので、ソケットのオプション |
ネットワークドライバが接続の喪失に気付いたとき、例えばケーブルが抜かれた場合など、ドライバはキューイングを(ドライバの手前で)停止します。これはパケットがキューイング規則層に長い時間滞留させ、予想外の影響を与えていました。この影響を避けるため、ネットワークスタックは落ちているデバイスに対するあらゆるキューイングを受け付けることを取りやめた、すなわちキューイングが無効になりました。
カーネルバージョン 2.6.14-rc1 は DCCP プロトコルをサポートする最初のバージョンです。この実装は未だ実験的なものですが、動作はします。ユーザー空間のアプリケーションにこの新しいプロトコルを気付かせる作業が開始されています。
HostAP と名付けられた新しいドライバが 2.6.14-rc1 に加えられました。これは、無線アクセスポイントのソフトウェアエミュレーションを可能にします。現在のところ、このドライバは Intersil Prism2 ベースのカード (PC Card/PCI/PLX) でのみ動作します。Intel(R) PRO/Wireless 2100 と 2200 無線 LAN カードのサポートが追加されています。
IPv4 アドレス削除のアルゴリズムは、カーネル 2.6.12 までプレフィクス長を考慮していませんでした。これが変更されたので、iproute2
ツールはプレフィクス長が指定されていない場合、意図しない削除の可能性を警告するために警告メッセージを出力するようになりました。
ip addr list dev eth0 4: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast qlen 1000 inet 10.0.0.3/24 scope global eth0
su -c 'ip addr del 10.0.0.3 dev eth0' Warning: Executing wildcard deletion to stay compatible with old scripts. Explicitly specify the prefix length (10.0.0.3/32) to avoid this warning. This special behaviour is likely to disappear in further releases, fix your scripts!
この警告を避ける、アドレス削除の正しい方法は次のとおりです。
su -c 'ip addr del 10.0.0.3/24 dev eth0'
インタフェースが管理上の都合で落ちているのか、それとも回線断 (ケーブルが抜けている) が理由なのかを伝えることが今まではできませんでした。そこで、管理上は動作させたいが回線断であるというリンクを表示するために、NO-CARRIER
というフラグが導入されました。
ip コマンドはバッチ作業の高速化のため、tc コマンドのように引数 -batch
によってバッチモードをサポートするようになりました。
Virtualization in Fedora Core is based on Xen. Xen 3.0 is integrated within Fedora Core 5 in the installer. Refer to http://fedoraproject.org/wiki/Tools/Xen for more information about Xen.
No PowerPC Support | |
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Xen is not supported on the PowerPC architecture in Fedora Core 5. |
この節では、 と共に提供される X Window System に関連する情報を示します。
X.org X11 は X Window System のオープンソース実装の一つです。これは低レベルで基本的な機能を提供し、GNOME や KDE といった本格的なグラフィカルユーザインタフェース (GUI) は、その上に設計されています。X.org の詳細については http://xorg.freedesktop.org/wiki/ を参照してください。
設定するには「アプリケーション」>「システム設定」>「画面」か system-config-display を実行します。X.org の設定ファイルは /etc/X11/xorg.conf
です。
X.org X11R7 はモジュール化された X.org の最初のリリースであり、(他にいくつかの利点がありますが、)開発者が特定の機能を素早い方法で開発・リリースすることを促進します。 における、Xorg モジュール化への取り組みに対する最新の状態についての情報は http://fedoraproject.org/wiki/Xorg/Modularization から得られます。
サードパーティ製ドライバのインストール | |
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ATI や nVidia などの他ベンダーからのサードパーティのドライバーをインストールする前に、どうか http://fedoraproject.org/wiki/Xorg/3rdPartyVideoDrivers を読んでください。 |
xorg-x11-server-Xorg
パッケージのインストールスクリプトは xorg.conf
から自動的に RgbPath
行を(それがもしあれば)削除します。キーボードを以前使ってたものとは違うように再設定する必要があるでしょう。キーボードの再設定についてどうしても助けが必要であれば、 本家のメーリングリスト xorg@freedesktop.org に参加するのがよいでしょう。
以下、X11R7 での開発者から見える変更点のリストです。
全体のビルドシステムは、imake から GNU autotools 群に変更になりました。
全てのライブラリは pkgconfig *.pc
ファイルをインストールするようになりました。そうしたライブラリに依存したソフトウェアは、/usr/X11R6/lib
などのパスをハードコードする代わりに pkg-config を常に使うべきです。
全ては /usr/X11R6
ではなく、/usr
に直接インストールされます。/usr/X11R6
以下へのあらゆるパスがハードコードされたソフトウェアは全て変更されなければなりません。オブジェクトの適切な場所を動的に検知するのがよいでしょう。X11R7 の新しくなったデフォルトパスをハードコードなんてしないようにすることが、開発者に強く推奨されています。
全てのライブラリは、それ自身の個々のソース RPM を持つようになり、そこから実行時バイナリパッケージと -devel
パッケージが生成されます。
この節では、開発者およびパッケージャーに対しての問題点の要約を示し、そして(それが可能であれば)その解決への提案をします。
X11R7 は /usr
以下に直接インストールされ、もはや /usr/X11R6/
以下を使用しません。コンパイル時、または実行時に /usr/X11R6/
以下の固定されたパス上にファイルがあることを前提にしているアプリケーションは、システムの PATH
を使うか、その他の何らかの仕組み(ファイルがどこにあるかを動的に決定するか、その代わりに新たな場所をハードコードしつつ、フォールバックも付けておく)を使うように変更されなければなりません。
imake はもはや X Window System のビルドには使用されず、いまや公式に非推奨です。以前 X Window System によって提供されていた imake, xmkmf, その他のユーティリティは X11R7 でも依然として提供されはしますが、X.Org は imake から、GNU autotools と pkg-config へと移行するように強く推奨しています。将来の X Window Sytem のリリースでは imake が消える可能性があるので、imake から移行し新たなソフトウェアプロジェクトではそれを使わないようにすることが、開発者には強く推奨されます。
X リソースのためのシステム app-defaults/
ディレクトリは %{_datadir}/X11/app-defaults/
であり、 と将来の システムでは /usr/share/X11/app-defaults
に展開されます。
ビルド依存性を満たすために BuildRequires: (XFree86-devel|xorg-x11-devel)
を使っていたすべてのソフトウェアパッケージは、これからは個々のライブラリ依存性にしたがってそれぞれを指定しなければなりません。その場合、xorg
実装のライブラリパッケージ名を使うのではなく「仮想」ビルド依存性を使う方がずっとよく、そうすることが強く推奨されます。これは BuildRequires: xorg-x11-Xft-devel
ではなく BuildRequires: libXft-devel
を使用すべきだということを意味します。もしあなたのソフトウェアが本当に X.org の X11 実装の特定のライブラリに依存しているならば、xorg-x11-devel
形式を使ってください。仮想の provides/requires を使っていれば、将来ライブラリが違う場所に移動したときの「痛み」をなくせます。
Fedora には MySQL 5.0 が含まれます。このバージョンによって提供される機能強化については、http://dev.mysql.com/doc/refman/5.0/en/mysql-5-0-nutshell.html を参照してください。
以前のバージョンの MySQL からデータベースをアップグレードするには、 MySQL のサイトにある http://dev.mysql.com/doc/refman/5.0/en/upgrade.html を参照してください。
Fedora のこのリリースには PostgreSQL 8.1 が含まれます。この新しいバージョンについての詳細は http://www.postgresql.org/docs/whatsnew/ を参照してください。
Fedora Core のバージョンをまたいでの DB のアップグレード | |
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4 は PostgreSQL のバージョン 8.0 を提供していました。PostgreSQL を使った Fedora システムをアップグレードする場合には、データベースをアップグレードしなければなりません。 |
PostgreSQL の以前のバージョンからデータベースをアップグレードするには、http://www.postgresql.org/docs/8.1/interactive/install-upgrading.html で述べられている手順にしたがってください。
この節では、 における様々な言語のサポートに関連する情報について述べます。
アジア圏の言語およびその他の言語のための入力メソッドとして、IIIMF は Fedora のこのリリースで SCIM (Simple Common Input Method) に置き換えられました。SCIM は入力メソッド(IM)を on/off するトリガキーにデフォルトで Ctrl-Space
を用いますが、これは SCIM の設定ツールで簡単に変更することが可能です。scim-anthy
が実行されているとき、日本語ユーザーは日本語と ASCII の入力の切り替えに 半角/全角 (Zenkaku_Hankaku) キーを使用できます。
アジア圏の言語のデスクトップにおいては SCIM がインストールされ、デフォルトで起動されるはずです。そうでなければ、パッケージマネージャの言語サポートセクションを使うか、次のコマンドで必要なパッケージをインストールできます。
su -c 'yum install <SCIM-IMEs>'
ここで <SCIM-IMEs>
は以下の何れか(または複数)で置き換えてください。
日本語: scim-anthy
韓国語: scim-hangul
中国語(簡体字): scim-pinyin scim-tables-chinese
中国語(繁体字): scim-chewing scim-tables-chinese
インド語やその他の言語: scim-m17n m17n-db-<language>
言語にあったフォントも必要です。フォントのパッケージの名前は fonts-<language>
です。<language>
には arabic
, bengali
, chinese
, gujarati
, hebrew
, hindi
, japanese
, korean
, punjabi
, tamil
のいずれかが入ります。
デスクトップがアジア圏のロケールでは動作していないとき、そのユーザーアカウントで有効にしたい場合には次のコマンドを実行し、その後ログアウトしてもう一度そのアカウントでログインします。
mkdir ~/.xinput.d ln -s /etc/X11/xinit/xinput.d/scim ~/.xinput.d/default
SCIM 実行中には、デスクトップパネルの通知エリアにアプレットアイコンが現れます。SCIM が無効になっているときには、アイコンは灰色のキーボードとして表示され、有効になっているときには入力メソッドエンジン (Input Method Engine; IME) アイコンになります。SCIM が有効なとき、デフォルトで SCIM IMツールバーがステータス情報と共に現れます。
アプレット上でマウスを左クリックすると、選択された IME を変更するための SCIM 言語切り替えメニューが有効になります。IM を使っているアプリケーションがフォーカスを持ったときにのみこのメニューが現れます。アプレット上、もしくは SCIM ツールバーを右クリックすると、設定メニューが有効になります。
設定メニューから利用できる設定ツールを使って、SCIM と IME を設定することができます。IME 一般設定では、言語切り替えメニューにどの言語/IME を表示するかを選択できます。
ボールド体を持たないフォントにおいて、合成によるボールド化が利用可能になりました。
新しい中国語フォント AR PL ShanHeiSun Uni (uming.ttf
) AR PL ZenKai Uni (ukai.ttf
) が追加されました。デフォルトのフォントは AR PL ShanHeiSun Uni で、これは埋め込みビットマップフォントを含みます。埋め込みビットマップを使いたくなければ、以下を ~/.font.conf
に追加してください。
<fontconfig> <match target="font"> <test name="family" compare="eq"> <string>AR PL ShanHeiSun Uni</string> </test> <edit name="embeddedbitmap" mode="assign"> <bool>false</bool> </edit> </match> </fontconfig>
は過去のソフトウェアとの互換性のために、古いシステムライブラリを含みます。このソフトウェアは Legacy Software Development グループの一部であり、これはデフォルトではインストールされません。この機能が必要であれば、インストール中またはインストール完了後にこのグループを選択することができます。Fedora システムでパッケージグループをインストールするには、アプリケーション→ソフトウェアの追加と削除 か、Pirut、もしくは次のコマンドをターミナルウィンドウで実行します。
su -c 'yum groupinstall "Legacy Software Development"'
プロンプトが表示されたら root
のパスワードを入力します。
このリストは自動的に生成されたものです | |
---|---|
このリストは自動的に生成されたものです。翻訳するにはいい選択とは言えませんね。 |
このリストは treediff
ユーティリティを、RawHide の 2006/02/28 ツリーに対して treediff newtree oldtree
として実行して得られたものです。
FC 4 から更新されたパッケージのリストについては、次のページを参照してください。
http://fedoraproject.org/wiki/Docs/Beats/PackageChanges/UpdatedPackages
New package adaptx AdaptX New package agg Anti-Grain Geometry New package amtu Abstract Machine Test Utility (AMTU) New package anthy Japanese character set input library New package aspell-ru Russian dictionaries for Aspell. New package aspell-sl Slovenian dictionaries for Aspell. New package aspell-sr Serbian dictionaries for Aspell. New package avahi Local network service discovery New package axis A SOAP implementation in Java New package beagle The Beagle Search Infrastructure New package bsf Bean Scripting Framework New package bsh Lightweight Scripting for Java New package cairo A vector graphics library New package cairo-java Java bindings for the Cairo library New package castor An open source data binding framework for Java New package concurrent Utility classes for concurrent Java programming New package dev86 A real mode 80x86 assembler and linker. New package dhcdbd DHCP D-BUS daemon (dhcdbd) controls dhclient sessions with D-BUS, stores and presents DHCP options. New package ekiga A Gnome based SIP/H323 teleconferencing application New package elilo ELILO linux boot loader for EFI-based systems New package evolution-sharp Evolution Data Server Mono Bindings New package f-spot Photo management application New package frysk Frysk execution analysis tool New package gecko-sharp2 Gecko bindings for Mono New package geronimo-specs Geronimo J2EE server J2EE specifications New package giflib Library for manipulating GIF format image files New package glib-java Base Library for the Java-GNOME libraries New package gmime Library for creating and parsing MIME messages New package gnome-applet-vm Simple virtual domains monitor which embed themselves in the GNOME panel New package gnome-mount Mount replacement which uses HAL to do the mounting New package gnome-power-manager GNOME Power Manager New package gnome-python2-desktop The sources for additional PyGNOME Python extension modules for the GNOME desktop. New package gnome-screensaver GNOME Sreensaver New package gnome-user-share Gnome user file sharing New package gnu-efi Development Libraries and headers for EFI New package gpart A program for recovering corrupt partition tables. New package gsf-sharp Mono bindings for libgsf New package gstreamer-plugins-base GStreamer streaming media framework base plug-ins New package gstreamer-plugins-good GStreamer plug-ins with good code and licensing New package gtk-sharp GTK+ and GNOME bindings for Mono New package gtk-sharp2 GTK+ and GNOME bindings for Mono New package hplip HP Linux Imaging and Printing Project New package hsqldb Hsqldb Database Engine New package icon-naming-utils A script to handle icon names in desktop icon themes New package icu International Components for Unicode New package imake imake source code configuration and build system New package iscsi-initiator-utils iSCSI daemon and utility programs New package iso-codes ISO code lists and translations New package jakarta-commons-codec Jakarta Commons Codec Package New package jakarta-commons-daemon Jakarta Commons Daemon Package New package jakarta-commons-discovery Jakarta Commons Discovery New package jakarta-commons-httpclient Jakarta Commons HTTPClient Package New package javacc A parser/scanner generator for java New package jdom Java alternative to DOM and SAX New package jgroups Toolkit for reliable multicast communication. New package jrefactory JRefactory and Pretty Print New package kasumi An anthy dictionary management tool. New package kexec-tools The kexec/kdump userspace component. New package lcms Color Management System New package libFS X.Org X11 libFS runtime library New package libICE X.Org X11 libICE runtime library New package libSM X.Org X11 libSM runtime library New package libX11 X.Org X11 libX11 runtime library New package libXScrnSaver X.Org X11 libXss runtime library New package libXTrap X.Org X11 libXTrap runtime library New package libXau X.Org X11 libXau runtime library New package libXaw X.Org X11 libXaw runtime library New package libXcomposite X.Org X11 libXcomposite runtime library New package libXcursor X.Org X11 libXcursor runtime library New package libXdamage X.Org X11 libXdamage runtime library New package libXdmcp X.Org X11 libXdmcp runtime library New package libXevie X.Org X11 libXevie runtime library New package libXext X.Org X11 libXext runtime library New package libXfixes X.Org X11 libXfixes runtime library New package libXfont X.Org X11 libXfont runtime library New package libXfontcache X.Org X11 libXfontcache runtime library New package libXft X.Org X11 libXft runtime library New package libXi X.Org X11 libXi runtime library New package libXinerama X.Org X11 libXinerama runtime library New package libXmu X.Org X11 libXmu/libXmuu runtime libraries New package libXp X.Org X11 libXp runtime library New package libXpm X.Org X11 libXpm runtime library New package libXrandr X.Org X11 libXrandr runtime library New package libXrender X.Org X11 libXrender runtime library New package libXres X.Org X11 libXres runtime library New package libXt X.Org X11 libXt runtime library New package libXtst X.Org X11 libXtst runtime library New package libXv X.Org X11 libXv runtime library New package libXvMC X.Org X11 libXvMC runtime library New package libXxf86dga X.Org X11 libXxf86dga runtime library New package libXxf86misc X.Org X11 libXxf86misc runtime library New package libXxf86vm X.Org X11 libXxf86vm runtime library New package libchewing Intelligent phonetic input method library for Traditional Chinese New package libdaemon library for writing UNIX daemons New package libdmx X.Org X11 libdmx runtime library New package libdrm libdrm Direct Rendering Manager runtime library New package libevent Abstract asynchronous event notification library New package libfontenc X.Org X11 libfontenc runtime library New package libgdiplus libgdiplus: An Open Source implementation of the GDI+ API New package libgpod Library to access the contents of an iPod New package libgssapi Generic Security Services Application Programming Interface Library New package libiec61883 Streaming library for IEEE1394 New package liblbxutil X.Org X11 liblbxutil runtime library New package libnl Convenience library for kernel netlink sockets New package libnotify libnotify notification library New package liboil Library of Optimized Inner Loops, CPU optimized functions New package liboldX X.Org X11 liboldX runtime library New package libpfm a performance monitoring library for Linux/ia64 New package librtas Libraries to provide access to RTAS calls and RTAS events. New package libsemanage SELinux binary policy manipulation library New package libsetrans SELinux Translation library New package libstdc++so7 libstdc++.so.7 preview New package libunwind An unwinding library for ia64. New package libvirt Library providing an API to use the Xen virtualization New package libvte-java Wrapper library for GNOME VTE New package libxkbfile X.Org X11 libxkbfile runtime library New package libxkbui X.Org X11 libxkbui runtime library New package lucene High-performance, full-featured text search engine New package m17n-db Multilingualization datafiles for m17n-lib New package m17n-lib Multilingual text library New package mesa Mesa graphics libraries New package mlocate An utility for finding files by name New package mockobjects Java MockObjects package New package mono a .NET runtime environment New package mysql-connector-odbc ODBC driver for MySQL New package mysqlclient14 Backlevel MySQL shared libraries. New package nautilus-sendto Nautilus context menu for sending files New package nfs-utils-lib Network File System Support Library New package notify-daemon Notification Daemon New package nspr Netscape Portable Runtime New package opal Open Phone Abstraction Library New package openCryptoki Implementation of Cryptoki v2.11 for IBM Crypto Hardware New package opensp SGML and XML parser New package pcmciautils PCMCIA utilities and initialization programs New package perl-Net-IP Perl module for manipulation of IPv4 and IPv6 addresses New package perl-String-CRC32 Perl interface for cyclic redundency check generation New package perl-XML-Simple Easy API to maintain XML in Perl New package pfmon a performance monitoring tool for Linux/ia64 New package php-pear PHP Extension and Application Repository framework New package pirut Package Installation, Removal and Update Tools New package prctl Utility to perform process operations New package pycairo Python bindings for the cairo library New package pykickstart A python library for manipulating kickstart files New package python-pyblock Python modules for dealing with block devices New package rhpxl Python library for configuring and running X. New package s390utils Linux/390 specific utilities. New package salinfo SAL info tool. New package scim Smart Common Input Method platform New package scim-anthy SCIM IMEngine for anthy for Japanese input New package scim-chewing Chewing Chinese input method for SCIM New package scim-hangul Hangul Input Method Engine for SCIM New package scim-m17n SCIM IMEngine for m17n-lib New package scim-pinyin Smart Pinyin IMEngine for Smart Common Input Method platform New package scim-qtimm SCIM input method module for Qt New package scim-tables SCIM Generic Table IMEngine New package squashfs-tools squashfs utilities New package system-config-cluster system-config-cluster is a utility which allows you to manage cluster configuration in a graphical setting. New package systemtap Instrumentation System New package tanukiwrapper Java Service Wrapper New package tog-pegasus OpenPegasus WBEM Services for Linux New package tomboy Tomboy is a desktop note-taking application for Linux and Unix. New package velocity Java-based template engine New package werken.xpath XPath implementation using JDOM New package wpa_supplicant WPA/WPA2/IEEE 802.1X Supplicant New package wsdl4j Web Services Description Language Toolkit for Java New package xdoclet XDoclet Attribute Orientated Programming Framework New package xjavadoc The XJavaDoc engine New package xmlrpc Java XML-RPC implementation New package xorg-x11-apps X.Org X11 applications New package xorg-x11-drivers X.Org X11 driver installation package New package xorg-x11-drv-acecad Xorg X11 acecad input driver New package xorg-x11-drv-aiptek Xorg X11 aiptek input driver New package xorg-x11-drv-apm Xorg X11 apm video driver New package xorg-x11-drv-ark Xorg X11 ark video driver New package xorg-x11-drv-ati Xorg X11 ati video driver New package xorg-x11-drv-calcomp Xorg X11 calcomp input driver New package xorg-x11-drv-chips Xorg X11 chips video driver New package xorg-x11-drv-cirrus Xorg X11 cirrus video driver New package xorg-x11-drv-citron Xorg X11 citron input driver New package xorg-x11-drv-cyrix Xorg X11 cyrix video driver New package xorg-x11-drv-digitaledge Xorg X11 digitaledge input driver New package xorg-x11-drv-dmc Xorg X11 dmc input driver New package xorg-x11-drv-dummy Xorg X11 dummy video driver New package xorg-x11-drv-dynapro Xorg X11 dynapro input driver New package xorg-x11-drv-elo2300 Xorg X11 elo2300 input driver New package xorg-x11-drv-elographics Xorg X11 elographics input driver New package xorg-x11-drv-evdev Xorg X11 evdev input driver New package xorg-x11-drv-fbdev Xorg X11 fbdev video driver New package xorg-x11-drv-fpit Xorg X11 fpit input driver New package xorg-x11-drv-glint Xorg X11 glint video driver New package xorg-x11-drv-hyperpen Xorg X11 hyperpen input driver New package xorg-x11-drv-i128 Xorg X11 i128 video driver New package xorg-x11-drv-i740 Xorg X11 i740 video driver New package xorg-x11-drv-i810 Xorg X11 i810 video driver New package xorg-x11-drv-jamstudio Xorg X11 jamstudio input driver New package xorg-x11-drv-joystick Xorg X11 joystick input driver New package xorg-x11-drv-keyboard Xorg X11 keyboard input driver New package xorg-x11-drv-magellan Xorg X11 magellan input driver New package xorg-x11-drv-magictouch Xorg X11 magictouch input driver New package xorg-x11-drv-mga Xorg X11 mga video driver New package xorg-x11-drv-microtouch Xorg X11 microtouch input driver New package xorg-x11-drv-mouse Xorg X11 mouse input driver New package xorg-x11-drv-mutouch Xorg X11 mutouch input driver New package xorg-x11-drv-neomagic Xorg X11 neomagic video driver New package xorg-x11-drv-nsc Xorg X11 nsc video driver New package xorg-x11-drv-nv Xorg X11 nv video driver New package xorg-x11-drv-palmax Xorg X11 palmax input driver New package xorg-x11-drv-penmount Xorg X11 penmount input driver New package xorg-x11-drv-rendition Xorg X11 rendition video driver New package xorg-x11-drv-s3 Xorg X11 s3 video driver New package xorg-x11-drv-s3virge Xorg X11 s3virge video driver New package xorg-x11-drv-savage Xorg X11 savage video driver New package xorg-x11-drv-siliconmotion Xorg X11 siliconmotion video driver New package xorg-x11-drv-sis Xorg X11 sis video driver New package xorg-x11-drv-sisusb Xorg X11 sisusb video driver New package xorg-x11-drv-spaceorb Xorg X11 spaceorb input driver New package xorg-x11-drv-summa Xorg X11 summa input driver New package xorg-x11-drv-tdfx Xorg X11 tdfx video driver New package xorg-x11-drv-tek4957 Xorg X11 tek4957 input driver New package xorg-x11-drv-trident Xorg X11 trident video driver New package xorg-x11-drv-tseng Xorg X11 tseng video driver New package xorg-x11-drv-ur98 Xorg X11 ur98 input driver New package xorg-x11-drv-v4l Xorg X11 v4l video driver New package xorg-x11-drv-vesa Xorg X11 vesa video driver New package xorg-x11-drv-vga Xorg X11 vga video driver New package xorg-x11-drv-via Xorg X11 via video driver New package xorg-x11-drv-vmware Xorg X11 vmware video driver New package xorg-x11-drv-void Xorg X11 void input driver New package xorg-x11-drv-voodoo Xorg X11 voodoo video driver New package xorg-x11-filesystem X.Org X11 filesystem layout New package xorg-x11-font-utils X.Org X11 font utilities New package xorg-x11-fonts X.Org X11 fonts New package xorg-x11-proto-devel X.Org X11 Protocol headers New package xorg-x11-resutils X.Org X11 X resource utilities New package xorg-x11-server X.Org X11 X server New package xorg-x11-server-utils X.Org X11 X server utilities New package xorg-x11-twm X.Org X11 twm window manager New package xorg-x11-util-macros X.Org X11 Autotools macros New package xorg-x11-utils X.Org X11 X client utilities New package xorg-x11-xauth X.Org X11 X authority utilities New package xorg-x11-xbitmaps X.Org X11 application bitmaps New package xorg-x11-xdm X.Org X11 xdm - X Display Manager New package xorg-x11-xfs X.Org X11 xfs font server New package xorg-x11-xfwp X.Org X11 X firewall proxy New package xorg-x11-xinit X.Org X11 X Window System xinit startup scripts New package xorg-x11-xkb-utils X.Org X11 xkb utilities New package xorg-x11-xkbdata xkb data files for the X.Org X11 X server New package xorg-x11-xsm X.Org X11 X Session Manager New package xorg-x11-xtrans-devel X.Org X11 developmental X transport library Removed package Canna Removed package 4Suite Removed package MyODBC Removed package apel Removed package VFlib2 Removed package anaconda-help Removed package aqhbci Removed package cdicconf Removed package fonts-xorg Removed package gimp-gap Removed package gnome-kerberos Removed package gnomemeeting Removed package hotplug Removed package howl Removed package hpijs Removed package hpoj Removed package iiimf Removed package iiimf-le-chinput Removed package iiimf-le-xcin Removed package libgal2 Removed package libungif Removed package lvm2-cluster Removed package mod_jk Removed package nvi-m17n Removed package openh323 Removed package openmotif21 Removed package pcmcia-cs Removed package perl-Filter Removed package perl-Filter-Simple Removed package perl-Parse-Yapp Removed package perl-RPM2 Removed package perl-Time-HiRes Removed package perl-XML-Encoding Removed package perl-libxml-enno Removed package python-twisted Removed package sash Removed package schedutils Removed package selinux-policy-targeted Removed package selinux-policy-strict Removed package slocate Removed package struts11 Removed package system-config-mouse Removed package system-config-packages Removed package taipeifonts Removed package w3c-libwww Removed package xinitrc Removed package usbview
Fedora Extras は を補完するパッケージを提供します。このボランティアベースのコミュニティ活動は、より大きな Fedora プロジェクトの一部です。
Fedora Extras はデフォルトで利用可能です | |
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Fedora システムはソフトウェアのインストールと更新のために、 と Fedora Extras の両方のリポジトリを自動的に使用します。 |
Core もしくは Extras のリポジトリのどちらかからソフトウェアをインストールするには アプリケーション > ソフトウェアの追加と削除 を選んでください。プロンプトが出たら root
のパスワードを入力します。リストから必要なソフトウェアを選択し、適用 を選びます。
その代わりに、コマンドラインユーティリティ yum を使ってソフトウェアをインストールすることもできます。例えば、次のコマンドは abiword
パッケージと、それが依存するものを自動的にインストールします。
su -c 'yum install abiword'
プロンプトが出たら root
のパスワードを入力してください。
のリリース時点で、Fedora Extras には 1,350 個のソースパッケーから作成された約 2,000 個のパッケージが存在します。以下は Fedora Extras においてコミュニティーメンバーによって維持されている、有名でよく知られたアプリケーションのリストです。
abiword
- 洗練されたワープロアプリケーション
balsa
- 軽い e-mail リーダ
bash-completion
- パワーユーザーのための、先進的なコマンドライン補完
bluefish
- HTML エディタ
clamav
- サーバ/デスクトップ用、オープンソースのアンチウィルススキャナ
fuse
- 非標準デバイス、ネットワークをディレクトリとして扱うツール
fwbuilder
- Linux および Cisco のファイアウォールのルールを設定するグラフィカルなユーティリティ
gaim-guifications
- Gaim インスタントメッセンジャーの強化
gdesklets
- GNOME デスクトップのためのウィジェット
gnumeric
- 強力な表計算アプリケーション
inkscape
- イラストレーション/ベクトル描画アプリケーション
koffice
- KDE デスクトップ用オフィススイート
mail-notification
- メールの到着を教えてくれる
mediawiki
- ウェブサイトでの共同作業における、Wikipedia での答え
nautilus-open-terminal
- GNOME ファイルマネージャーの拡張
pan
- Usenet ニュースリーダ
revelation
- パスワード管理ユーティリティ
scribus
- DTP アプリケーション
xfce
- 軽量なデスクトップ環境
xmms
- 有名なオーディオプレーヤー
沢山の Perl/Python ツール、ライブラリ
そしてもっといっぱい!
Fedora Extras にお気に入りのオープンソースアプリケーションがないって? RPM としてパッケージングして、Fedora Extras にレビューのために登録してください。レビューが成功のうちに終われば、それは Extras に取り込まれ、あなたがそれをメンテナンスすることができます。もし RPM の作り方を知らないのであれば、他にも Fedora Extras に参加し、その前進を助ける多くの方法があります。
Fedora Extras の使い方、参加の仕方をさらに学ぶには、 http://fedoraproject.org/wiki/Extras を参照してください。
Fedora Legacy プロジェクトは、選択された「メンテナンスモード」のRed Hat Linux と Fedora Core ディストリビューションのライフサイクルを延ばすための、コミュニティーがサポートするオープンソースプロジェクトです。Fedora Legacy プロジェクトは、セキュリティと致命的なバグの修正パッケージを提供するために Linux コミュニティと共に作業します。この成果は、頻繁な更新が不可能であったり望ましくない環境にある古いディストリビューションの実効的な耐用期間を延ばします。Fedora Legacy プロジェクトの詳細については http://fedoraproject.org/wiki/Legacy を参照してください。
現在のところ、Fedora Legacy プロジェクトはメンテナンスモードにある以下のディストリビューション/リリースをメンテナンスしています。
Red Hat Linux 7.3 and 9
Fedora Core 1, 2, 3
Fedora Legacy プロジェクトは、コミュニティの関心があり続ける限り、これらのリリースに対するアップデートを提供するでしょう。関心がもう持続できなくなったとき、その 3 つ後の Core のりリースの 2 番目のテストリリースのタイミングでメンテナンスモードは終了します。例えば 4 のメンテナンスモードは、もし持続されなければ Fedora Core 7 test2 のリリースによって終了します。これは(Fedora Core に加え Fedora Legacy のサポートによる)約 18 ヶ月の実効的な耐用期間を提供します。
Fedora Legacy プロジェクトでは、アップデートとして提供されるのを待っているパッケージに対する品質保証テストを行うためのボランティアを常に求めています。さらなる情報について http://fedoraproject.org/wiki/Legacy/QATesting を参照してください。また、処理を待っているバグに対するさらなる情報について、http://www.redhat.com/archives/fedora-legacy-list/2005-August/msg00079.html にある我々の問題点リストも参照してください。
もし取り掛かるために助けが必要であれば、http://fedoraproject.org/wiki/Legacy にある Wiki 上のプロジェクトホームページを訪れるか、http://fedoraproject.org/wiki/Mentors にある助言者(Mentor)のページを訪れてください。もし Fedora に参加する他の方法を探しているのであれば http://fedoraproject.org/wiki/HelpWanted を参照してください。
Fedora Project の目標は、Linux コミュニティの中で、完全で、汎用的なオペレーティングシステムを、オープンソースソフトウェアのみで構築することです。開発は公開フォーラムで行われます。このプロジェクトは期間に基づいた のリリースを、公開されたスケジュール(http://fedora.redhat.com/About/schedule/ から参照可能)にしたがって1年に2、3回行います。Red Hat エンジニアリングチームは 構築に今後も参加し、今まで以上により多くの外部の参加者を招き、後押ししていきます。このより公開されたプロセスにより、フリーソフトウェアの理念にさらに一致した、そしてオープンソースコミュニティにもっと魅力的に訴えかけるオペレーティングシステムを提供していくことを望んでいます。
更なる情報は、Fedora Project の Web サイトを参照してください。
Fedora プロジェクトは、それに貢献する個々人によって動かされています。あなたはテスターまたは開発者、執筆者や翻訳者として、少しでもこれをよくすることができるのです。詳細については http://fedoraproject.org/wiki/HelpWanted を参照してください。
ここでは Fedora ユーザーと貢献者のためのコミュニケーション手段について説明します。
http://fedoraproject.org/wiki/Communicate.
Web サイトに加えて、以下のメーリングリストが利用可能です。
fedora-list@redhat.com リリースのユーザー向け
fedora-test-list@redhat.com テストリリースのテスター向け
fedora-devel-list@redhat.com 開発者向け、開発者向です。何度も言いますが開発者向けですよ
fedora-docs-list@redhat.com Documentation Project 参加者向け
以上のメーリングリストを購読するには、題名を "subscribe" とした電子メールを <listname>-request(ここで <listname> は上記リストのうちのどれかの名称です)まで送ってください。
他に、以下にあるウェブインタフェースを通して Fedora メーリングリストを購読することも可能です。
http://www.redhat.com/mailman/listinfo/
Fedora Project には、IRC (Internet Relay Chat) チャネルも含まれます。IRC はインスタントメッセージに似た、リアルタイムでテキストベースのコミュニケーション形態です。これにより、公開されたチャネルで複数の人と会話する、または誰かと個人的に会話することができます。
IRC を通じて他の 参加者と会話するには、freenode IRC ネットワークにアクセスしてください。さらなる情報は freenode ウェブサイト (http://www.freenode.net/) を参照してください。
Fedora Project 参加者は #fedora
チャネルに、また Fedora Project 開発者は #fedora-devel
チャネルに多くいます。いくつかの大規模プロジェクトでは、それぞれのチャネルを持っています。そうした情報は、そのプロジェクトページや http://fedoraproject.org/wiki/Communicate から得られます。
#fedora
チャネルで発言するためには、あなた自身のニックネーム (nick
) を登録する必要があるでしょう。手順はチャネルに /join
したときに表示されます。
IRC チャネル | |
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Fedora Foundation や Red Hat は Fedora Project の IRC チャネルやその内容に対して何ら管理を行っていません。 |
Andrew Martynov (translator, Russian)
Anthony Green (beat writer)
Bob Jensen (beat writer, editor, co-publisher)
Dave Malcolm (beat writer)
David Woodhouse (beat writer)
Francesco Tombolini (translator, Italian)
Gavin Henry (beat writer)
Hugo Cisneiros (translator, Brazilian Portuguese)
Jens Petersen (beat writer)
Joe Orton (beat writer)
Josh Bressers (beat writer)
Karsten Wade (beat writer, editor, co-publisher)
Luya Tshimbalanga (beat writer)
Patrick Barnes (beat writer, editor)
Paul W. Frields (tools, editor)
Rahul Sundaram (beat writer, editor)
Sekine Tatsuo (translator, Japanese)
Steve Dickson (beat writer)
Stuart Ellis (editor)
Thomas Graf (beat writer)
Tommy Reynolds (tools)
Yoshinari Takaoka (translator, tools)
Yuan Yijun (translator, Simplified Chinese)
Beat (叩き台) ライターは Fedora プロジェクトの Wiki 上にリリースノートを書きます。Fedora Core のテストリリース段階の間、重要な変更や機能強化を説明するために、ライターは他のエキスパートと共に共同作業をします。編集チームは完了した叩き台の整合性と質を確保し、Wiki の内容を DocBook XML (バージョン管理リポジトリ内にあります) へと変換します。この時点で翻訳チームがリリースノートの各言語バージョンを作成し、最後には Fedora Core の一部として一般に利用可能になります。出版チームもまたこれ(とその後の正誤表も) Web 上で利用可能にします。