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18. マルチメディア

[ティップ] Web 上の最新リリースノート

これらのリリースノートは更新される場合があります。Fedora 最新リリースノートは次をご覧ください。

http://docs.fedoraproject.org/release-notes/

Fedora には様々なマルチメディアの再生・記録・編集機能を持ったアプリケーションが含まれます。追加のパッケージは Fedora パッケージコレクションソフトウェア収納庫から利用できます。Fedora のマルチメディアに関する追加情報はhttp://fedoraproject.org/wiki/Multimediaにある Fedora プロジェクトのウェブサイトのマルチメディアセクションを参照して下さい。

18.1. マルチメディアプレーヤー

Fedora のデフォルトでは RhythmboxTotem がメディア再生のためにインストールされます。さらに、人気のある XMMS プレイヤーや、KDE の amaroK を始めとしたその他の多くのプログラムが Fedora リポジトリから利用可能です。GNOME、KDE にもまた、共に様々なフォーマットに対応したプレイヤー群があります。その他のフォーマットを処理するサードパーティプログラムが利用可能です。

GNOME 用のデフォルトムービープレーヤー、Totem は今回、パッケージを リコンパイルや切り替えしないで、バックエンドをプレイバックに切り替える機能を持っています。xine バックエンドをインストールするには、root として以下のコマンドを実行します:

yum install totem-xine

xine バックエンドで Totem を一度だけ実行するには、root として以下のコマンドを実行します:

totem-backend -b xine totem

システム全体用に xine へのデフォルトバックエンドを変更するには、root として 以下のコマンドを実行します:

totem-backend -b xine

xine バックエンドを使用している間、一時的に GStreamer バックエンドを使用することが できます。GStreamer バックエンドを使用するには、root として以下のコマンドを実行します:

totem-backend -b gstreamer

18.2. Ogg および Xiph.Org Foundation フォーマット

Fedora は Ogg メディアコンテナフォーマットや、Vorbis オーディオ、Theora ビデオ、Speex オーディオ、FLAC ロスレスオーディオフォーマットの完全なサポートを含みます。これらの自由に配布可能なフォーマットは、特許やライセンスの制限に邪魔されることがありません。より人気があり制限のあるフォーマットに対して、彼らは強力で柔軟な代替を提供します。Fedora プロジェクトは制限のあるフォーマットの代わりにオープンフォーマットを使用することを推奨します。これらのフォーマットについての更なる情報、そしてこれらをどう使うかは Xiph.Org Foundation のウェブサイト http://www.xiph.org/ で見つけることができます。

18.3. MP3 と DVD、その他の除外されたマルチメディアフォーマット

Fedora は MP3 や DVD ビデオの再生や記録のサポートを含めることができません。MP3 フォーマットは特許で保護されていて、その特許保持者が必要なライセンスを提供していません。DVD ビデオフォーマットは特許で保護されていて暗号スキームを必要とします。特許保持者が必要なライセンスを提供しておらず、また CSS 暗号化ディスクを復号するのに必要なコードが合衆国の著作権法である Digital Millennium Copyright 法に抵触します。また、Adobe の Flash Player や Real Media の Real Player などのいくつかのマルチメディアアプリケーションプログラムも、特許や著作権、ライセンス制限により Fedora から除外されています。この問題に対しては http://fedoraproject.org/wiki/ForbiddenItems を参照してください。

Fedora 用の他の MP3 オプションが入手できるかもしれませんが、Fluendo はエンドユーザーに特許ライセンスが必要な GStreamer 用のフリーの MP3 プラグインを提供します。このプラグインは GStreamer フレームワークをバックエンドとして使用しているアプリケーションの MP3 サポートを可能にします。ライセンスの問題でこのプラグインを Fedora で提供できませんが、古い問題に対する新しい解法の提案です。プラグインの詳細については、Installing Fluendo MP3 Plug-in か、Installing MP3 Plug-in with Codeina を参照してください。

18.4. CD・DVD のオーサリングと焼き付け

Fedora には CD や DVD のマスタリングと焼き付けを簡単に行うツールが含まれています。GNOME ユーザーは Nautilus ファイルマネージャーから直接焼くことができます。これらの作業のために、Fedora ソフトウェア収納庫はbraserognomebakerk3bを含んでいます。コンソールでのツールにはwodimや、readomgenisoimagereadcdmkisofs

18.5. 画面配信(Screencasts)

オープンな技術を使ったデスクトップセッションの記録である screencasts (画面配信) の作成、再生に Fedora を使うことができます。Fedora には、Theora ビデオフォーマットを使って screencasts を作成する istanbul と、GIF アニメファイルとして screencasts を作成する 'byzanz' が含まれます。これらのビデオは Fedora に含まれるいくつかのプレイヤーを使って再生することができます。開発者として、エンドユーザーとしての利用のどちらにおいても、Fedora プロジェクトに screencast を登録する上で、これが好ましい方法です。もっと総合的な説明については ScreenCasting を参照してください。

18.6. プラグインを利用した拡張のサポート

Fedora のメディアプレーヤーの殆んどは、別のメディアフォーマットと音声出力システムを追加するためのプラグインを使用することができます。いくつかは、メディアフォーマットのサポートと出力を処理するために、gstreamer のような強力なバックエンドを使用します。こうしたバックエンドや個々のアプリケーションのためのプラグインパッケージを Fedora ソフトウェア収納庫で提供していますし、サードパーティーは、さらにすごい機能を追加するための追加プラグインを提供しているかもしれません。

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