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Fedora のリリースには伝統的なインストールイメージに加え、いくつかのライブ ISO イメージを含んでいます。これらの ISO イメージは起動可能で、媒体に焼いて Fedora の試用に使うこともできます。継続的に使う場合や、より良い性能のためにハードドライブにライブイメージの中身をインストールすることができる機能も含んでいます。
ライブイメージから起動するには、それをコンピューターに入れ、再起動してください。ログインしてデスクトップ環境を使うには、ユーザー名 fedora
を入れます。このアカウントにはパスワードがないので、パスワードのプロンプトには Enter を押します。ライブイメージは、利用者が好きな言語を選択できるよう、自動的にはログインしません。ログイン後、ライブイメージの内容をハードドライブにインストールしたいのならば、デスクトップの Install to Hard Drive アイコンをクリックします。
コンソールの liveinst
コマンドを使ってライブイメージのテキストモードインストールを行うことができます。
ライブ CD/DVD を起動せずに直接インストールするために、liveinst
か、textinst
をブートローダーオプションとして追加できます。
もう一つのライブイメージの使い方は USB スティックに入れることです。そうするには、livecd-tools パッケージを開発収納庫からインストールします。そして livecd-iso-to-stick
スクリプトを実行します:
/usr/bin/livecd-iso-to-disk /path/to/live.iso /dev/sdb1
/dev/sdb1
をあなたがイメージを置きたいパーティションに変更します。
これは破壊的な処理では ありません ; USBスティック上の現在のデータは保存されます。
Fedora 9 用の Live イメージの継続的変更へのサポートがあります。主な利用シーンは、USB フラッシュドライブの Live イメージから起動して、その装置に変更を保存する場合です。これをするには、Live イメージをダウンロードして、以下のコマンドを実行します:
livecd-iso-to-disk --overlay-size-mb 512 /path/to/live.iso /dev/sdb1
/dev/sdb1
をあなたがイメージを置きたいパーティションに変更します。
512
を継続的な、または置き換えるデータのメガバイト単位の希望サイズで置き換えてください。livecd-iso-to-disk
シェルスクリプトが CD イメージのトップレベルにある LiveOS
ディレクトリーに保存されます。USB 媒体は、Live イメージと、書き換えデータ、その他の媒体上に保存されるデータのために十分な空き領域が必要です。
他のシステムと一緒にライブイメージをよりよく統合し、それらをビルドするためにツールを改良する作業が続けられています。
以下の項目が通常の Fedora のインストールとライブイメージとで違っています。
ライブイメージは標準 DVD イメージで扱えるパッケージの一部を提供します。どちらも全てのパッケージがある、同一のリポジトリーに接続します。
ライブイメージではデフォルトでは SSH が無効になっています。SSH が無効になっているのは、ライブイメージのデフォルトユーザー名にはパスワードがないからです。しかし、ハードディスクへインストールしたものは新しいユーザー名とパスワードを要求します。
ライブイメージでのインストールではパッケージの追加選択や、アップグレードはできません、というのはファイルシステム全体を媒体や USB ディスクからハードディスクに複写するからです。インストールが終わって再起動したら、Add/Remove Packagesツールか、yum
、他のソフトウェア管理ツールで好きなようにパッケージの追加や削除ができます。
ライブイメージは i586
アーキテクチャーでは動作しません。