initCommon(); $template->displayHeader(); ?>

16. Java

[ティップ] Web 上の最新リリースノート

これらのリリースノートは更新される場合があります。Fedora 最新リリースノートは次をご覧ください。

http://docs.fedoraproject.org/release-notes/

16.1. OpenJDK

Fedora 9 では Java プラットフォームのフリーソフトウェア実装である OpenJDK 6 の Standard Edition を含んでいます。OpenJDK 6 はまだ Java と互換ではありません; 認証するための作業が行われています。

Fedora は Sun の安定した OpenJDK 6 ブランチに追従します。

16.2. OpenJDK が IcedTea に入れ替わります。

OpenJDK 6 パッケージ java-1.6.0-openjdk*IcedTea の対応部分である java-1.7.0-icedtea* を置き換えます。Fedora 8 の IcedTea パッケージは、不安定な OpenJDK 7 ブランチを追いましたが、java-1.6.0-openjdk* パッケージは安定版の OpenJDK 6 ブランチを追います。いくつかの理由で IcedTea を OpenJDK 6 で置き換えるという決定をしました:

  • Sun が IcedTea が代替品を提供していた邪魔物の大部分を置き換えました。残りの邪魔物は IcedTea プロジェクトから代替品がマージされました。

  • IcedTea への要求は OpenJDK とできるだけマージすることなので、IcedTea と OpenJDK との差分は時間が経つにつれ減少するでしょう。

  • OpenJDK 6 は安定版ブランチであるのに対し、OpenJDK 7 は不安定で、2009年までは安定リリースは出荷しないと予想されます。

  • Sun は Fedora での使用の為に OpenJDK トレードマークのライセンスを許可しました。

  • OpenJDK 6 とIcedTea の両方を載せるのは利用者を混乱させ、また、配布サイズを大きくします。

IcedTea は自動ツールサポート ( autoconfautomakelibtool、等)や、PowerPC や 64-ビット PowerPC アーキテクチャー向けのポータブルインタープリター、プラグインサポート、Web 開始サポート、OpenJDK を Fedora に統合するためのパッチを提供します。IcedTea ソースは java-1.6.0-openjdk SRPM に含まれています。

もし IcedTea が既にインストールされていたら、パッケージの切替は自動的には行われません。OpenJDK 7 に基づく IcedTea に関係するパッケージを最初に削除し、それから新しい OpenJDK 6 パッケージをインストールします。

su -c "yum erase java-1.7.0-icedtea{,-plugin}"
su -c "yum install java-1.6.0-openjdk{,-plugin}"

16.3. Java アプレットの取り扱い

アップストリームの OpenJDK はプラグインを提供しません。Fedora の OpenJDK パッケージは、ウェブブラウザーで信頼できないアプレットを安全に実行させる gcjwebplugin という適応を含んでいます。プラグインは java-1.7.0-icedtea-plugin としてパッケージされています。

  • gcjwebplugin 適応は bytecode-to-Javascript ブリッジ (LiveConnect) をサポートしていませんので、このブリッジに依存するアプレットは動きません。実験的な LiveConnect サポートが IcedTea の倉庫にありますが、Fedora で展開する準備ができていません。

  • gcjwebplugin 適応は サイン付きアプレット をサポートしていません。サイン付きアプレットは非信頼モードで実行します。サイン付きアプレットbk 実験的なサポートが IcedTea の倉庫にありますが、Fedora で展開する準備ができていません。

  • gcjwebplugin セキュリティーポリシーは過剰に制限的です。制限されたアプレットを有効にするには、何が制限されているかを知るために端末ウィンドウで firefox -g を実行し、/usr/lib/jvm/java-1.6.0-icedtea-1.6.0.0/jre/lib/security/java.policy に制限されていたものに許可を与えます。

16.4. Web 開始アプリケーションの取り扱い

アップストリームの OpenJDK は Web 開始サポートを提供していません。NetX 経由の実験的な Web 開始サポートが IcedTea 倉庫にありますが、Fedora で展開する準備ができていません。

16.5. Fedora と JPackage

Fedora は JPackage プロジェクトから派生した多くのパッケージを含んでいます。これらのパッケージは専売権付きのソフトウェアへの依存性を取り除いたり、GCJ の ahead-of-time コンパイル機能を利用するために Fedora で変更しています。これらのパッケージを更新するには Fedora のリポジトリーを使用し、Fedora からは提供されていないパッケージには JPackage リポジトリーを使用してください。JPackage プロジェクトの詳細、および彼らが提供するソフトウェアについては、JPackage のウェブサイト http://jpackage.org を参照してください。

JPackage の jpackage-utils を Fedora にインストールできないという Fedora と JPackage jpackage-utils との不適合がこのリリースで 解決しました

[警告] Fedora と JPackage のパッケージを混ぜる

同じシステムに Fedora と JPackage のリポジトリの両方からソフトウェアをインストールする前に、パッケージの互換性を調査してください。非互換パッケージは複雑な問題を引き起こすかもしれません。

displayFooter('$Date: 2008/05/12 21:35:16 $'); ?>