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このライブシステムは、256 MB 以上のシステムメモリー、または RAM を持つ殆どのコンピューターで正常に起動し、作動します。使用するコンピューターはライブイメージ媒体の入っている装置から起動できなければなりません。例えばライブイメージが CD か DVD に入っている場合は、CD か DVD ドライブから起動できなければなりません。
たいていのコンピューターは通常はハードディスクから起動します。Fedora ライブイメージを CD か DVD で持っているのならば、DVD か CD ドライブから起動するようにコンピューターを設定してください。Fedora ライブイメージを USB フラッシュドライブのような USB 装置に持っているのならば、USB ドライブから起動するようにコンピューターを設定して下さい。
場合によっては、インストールした Fedora システムでのハードウェアサポートの全範囲にはライブイメージがサポートしないことがあります。手動で設定することでライブイメージで追加で使用できる装置があるかもしれません。CD 又は DVD からライブイメージを使用している場合、ライブイメージを使うたびにこのステップを繰り返す必要があります。
GNOME や、KDE、Xfce 等の他のデスクトップ環境を試験するためにライブイメージを使用することができます。これらの選択ではコンピューター上の既存の Linux システムの設定を変更する必要はありません。多様なデスクトップ環境については docs.fedoraproject.org にあるFedora 12 User Guide で学ぶことができます。
USB 上のライブイメージには、永続化重層 及び、ユーザーデータの為の分離エリアが含むことができます。永続化重層の使用により、Fedora ライブ環境を変更出来るようになり、それらの変更を再起動後も維持できるようになります。これらの変更の一部として、システムソフトウェアの更新や 、設定変更、新規パッケージのインストールなどがあります。分離ユーザーデータエリアを使用すると、ドキュメントや、メディアファイル、他の重要な情報を維持したまま、後日、Fedora の新バージョンのライブイメージを再インストールすることができます。
6. ライブイメージの欠点
ハードディスクにインストールされたシステムと比べ、CD や DVD 上のライブイメージの使用は応答がずっと遅かったり、業務を完了するのに多くの時間がかかったりします。CD や DVD ディスクは、ハードディスクに比べてコンピューターへのデータ転送がずっと遅いのです。アプリケーションをロードし実行するのに、少ないシステムメモリーしかコンピューターで使えません。RAM からライブイメージを実行すると、早い応答時間と高いメモリー使用率との間のトレードオフ(妥協交換)となります。
永続化を持つライブ USB イメージの使用により、使用中の Fedora システムに新規のアプリケーションをインストールすることができるようになります。新規のアプリケーション用に利用できる領域には限度があります。インストールしたアプリケーションに何回も変更を加える場合は、まずハードディスクに Fedora をインストールする方が良いでしょう。
新しいアプリケーションを CD や DVD 上のライブイメージに永続的にインストールすることはできません。他のアプリケーションや既存のアプリケーションの新バージョンを試すには、永続化を持つライブ USB イメージを使用するか、あるいは、Fedora をコンピューターにインストールしなければなりません。しかし、システムメモリーが十分にあるのならば、アプリケーションを一時的にインストールすることや更新することができます。たいていのシステムでは、インストールや更新を成功させるには 512 MB 超の RAM が必要です。これらの変更は、ライブイメージを停止させた時に消えてしまいます。
システムのメモリー使用により、システムが CD 又は DVD 上のライブイメージから オリジナルのソフトウェアや設定を再読み込みを強制したら、変更は消滅します。この 動作は CD や DVD 上のライブイメージ特有のもので、Fedora のフルインストールでは発生しません。